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普通の サラリーマン 村山俊 彼の お尻には・・・

でもいたって健康

でも 病院のドクターから連絡が?なぜ?

数日後 村山の携帯に 電話があった

相手は あの ドクター 鎌田である 村山が電話を取ると

「元気かな! 私だよ ドクターの 鎌田譲だよ! はっはっは!!」 私は思わず 電話を切ってやろうか と思ったが 

「はい 何ですか??」と ちょっと面倒くさそうに答えると 鎌田は

「今日 空いてるかな」と言ってきた 私は 

「今 仕事終わったんで 空いてますよ」と答えると 鎌田は

「じゃあ 今から病院の 診察室に来てくれ」と言った 私は

「はい」と答えると もう電話は切れていた


病院に着くと 10人弱の人が座っていた そしてドクターも もう一人居た

私も 鎌田に勧められるまま椅子に座った すると鎌田は

「ここに 集まってもらったのは 皆 解ってると思うが そう! 尻尾についてである 私のところに直接来た方 それから 紹介できた方もいるが どっちにせよ 尻尾持ちである 私が知っている尻尾持ちが全員は来てないが ここにいてる人は ラッキーだと思ってくれ!」 私は(何がラッキー?)と思っていると 鎌田は

「まず 尻尾についての タイプはいろいろである でも それは 生活環境や 個人の性格によるものが 大きい」と言った そして「村山さん!」と私を手招きすると 鎌田は

「見せてあげなさい」と言ってきたのである 私は戸惑っていたが 鎌田は

「君のが一番綺麗」と言ってきた 皆も私に注目してきたので 私は 上着を脱いだ

皆は 私に注目しながら「うわー!」と歓声を上げた そして「綺麗と言った」私は少し恥ずかしかったが 嬉しさもあり 笑顔で皆にお辞儀をしていた すると鎌田は

「彼の場合は ネコタイプ ちゃトラ というものだが 周囲の人からは好かれるタイプであること でも マイペース ということが解る」と言った 私が唖然としていると 鎌田は自分も白衣を脱ぎ 尻尾を見せると

「私は サラブレッド」と得意げに言い 「私の家は 代々医者である すなわち生まれ持っての サラブレッドである」そして続けて何か 自慢を始めた

私は(自分で自分のこと サラブレッドって 自慢するかー!)と思っていると 長い自慢話も終わったすると そこに居た一人が 手を上げた

「すみません 質問したいんですけど・・良いですかー 」と言った 鎌田は 

「どうぞ」と右手の手のひらを上に向け 相手に何か言ってもらうようにした

「私 イノシシタイプなんですけど」って女の人が言った 続けて 他の誰かも

「私は 猿 ニホンザルタイプですが」とか「私は 犬タイプ」とか 色々言ってきた すると鎌田は「皆さん 見せても良いという方は 見せて下さい」と言うと 初めは 戸惑っていたが それぞれが上着を脱ぎ 中には少しズボンを緩めて 見せあった 何だか異様な光景だが 笑えた

すると 鎌田は

「皆さん 動物の基本的性格を思い出して下さい 犬は従順な性格 イノシシは真っ直ぐ進むところが 真っ直ぐ真面目な性格で現れ 猿は器用で頭が良い性格が出てる としか今は言えません」そして 鎌田は 同席していた もう一人のドクターを呼び「彼は吉田哲(よしだてつ)という 外科医ですが まさに彼は 器用で素晴らしいドクターなので 尻尾は猿タイプです」 といって 上着を脱がせ 少しズボンを 下げさせた


ドクターの説明が 一区切りつく頃には

皆 自分や相手の尻尾のことを話し合った すると誰かが

「もう 上着を着るのが しんどい季節になってくるから 隠すの止めません」と言った 私も

「もう 隠せないですね」と言うと 鎌田が

「隠す必要なんて無い! 自慢しよう」と言った 私は(自慢はせんでも えーやろ)と思った


そこからの帰り 皆 尻尾を上着で隠さなくなった 

周りから見れば それは 何かのコスプレパーティの集団が 歩いてる様に見えただろう  

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