表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奴隷だった俺は、世界を壊す“伝説魔人”へ至る  作者: 解放さん
1章 少年の夢

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/83

ガルム君の7日目(動乱)⑬

視界が歪み、振動で激痛が体を駆け巡る。


ズズ!!


腹の中で尻尾が動く。


「ぐぅ!!」


「……そのままで、いてくれ」

言葉が伝わるのか動きを止めてくれる。



……キツイ。


きつすぎる。



声が…さっきより近づいてる。



(アストレア~助けてくれ~)



はぁ…。



希望にすがるのはダメだ。


あいつは僕を尊重してくれた、

助けには来ない。



「ふぅー」


歯を食いしばり目を見開く。



行くか――


……まだ終わってない。





◇ ◇ ◇


「やったー!特別ボーナス発見♪」


オレンジ色の髪が風に靡く。

少年を追っている。


それに追随する青髪の長髪の美男子が口を開く。


「俺ならここからでも射貫けるぞ?殺るか?」

「ダメダメ!私が殺らないと独り占めできないでしょ!」


「金なら全部やるよ」

「お金以外信じないよーだ!」


「はいはい……しかし速いな」

「……だね」


「私には関係ないけどね~」


音もなく消えるイオリ見送りその場で弓をつがえる。


「魔族はキライでね」



◇ ◇ ◇




キン!


後方からの音に振り返る。


「おまえ」


腕に納まる獣の尻尾が後ろに伸びている。


矢。


……こいつが?


感謝は後だな。



……来るか?


後ろに、1人。



「ぐあ!!」


泥が口の中に入る。



蹴られた――?


……見えない。


誰も、いない――




「ばいば~い」



殺気――


背後からの声――




奪わせない!!



キイイン!!


「え?」


金属がぶつかる音が脳に響く。



「やっほ」


誰だ、こいつ。


手を振る目の前の黒髪の剣士を睨みつける。


「志乃ちゃん邪魔しないでよ~」




オレンジ色の髪の手首を僕が掴み―――


その手に短い刃物が首に向かう―――


その隙間に黒髪の剣が間に割り込んでいる―――



「へぇ、イオリの攻撃止められたんだ?」


「止められてないし!ここから殺せます~」


敵……だよな?



「イオリ、この子は私の獲物ね?今決めたから!宗平も!!」

「志乃ちゃんまた~?!その悪癖どうにかしてよ~」


「驚かせてごめんね?行って行って」

「うぅ~お金が逃げる~」


首の刃物を2人がどけて道を開ける。



こいつらに背中を見せる?

冗談だろ。



「フッ!ほらイオリ行くわよ、北にお金があるからさ」


「貴族の奴ら許可出さないじゃん!!{お前らの力などいらん!!}だってさ!じゃあ呼ぶんじゃねぇ!」


「はいはい」


2人の離れる背中を睨みつける。



「災難だな魔族、あいつの期待に応えた方がいいぞ?

期待を裏切れば足先から刻み付けられるからな」



男の手に握られた矢の先端で頭を軽く刺される。



警戒をしていたのに。



ック!



どれだけ弱いんだよ、僕は!!


拳を地面に叩きつける。




◇ ◇ ◇


「なんで本気で殺そうとしなかったの、イオリ?」


「え~?動物に優しい子って好きなんだよね~、それに」


イオリの視線が志乃に向く。


「あっ!ばれてた?」


「もうやだこの子~、宗平からもなんか言ってよ!」


「言っても聞かないだろ、もう手は尽くした」



「短時間で強くなってた……、アハハ楽しみだなぁ」


「「戦闘狂が」」


「褒めないでよ!もう!」


「「はぁ」」



◇ ◇ ◇





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ