表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩全集2

バランサー

作者: 那須茄子

"ちょうどいい"

それは難しい調整

力を抜きすぎても入れすぎても

脆く壊われるから

庭に置いた植木鉢みたいな

それでもありふれないものへと


消化させたい

詰まる想いごと

思い通りにならないならいっそ

重いまま腹の奥底まで沈んで


ネジがあるわけじゃない

人間の頭は常に動かされている

ネジは緩めたり締めたり調整できるが

理由(わけ)がちがうから


"ちょうどいい"


それは難しい

健康管理もままならないというのに

どうしろってんだ

力を抜きすぎても入れすぎても

脆く壊われるぐらいなら

ラップ調にまくし立てて

勢いつけて悪酔いした方がまだ気が楽で

すっきりじゃない

瓶ビールがジョッキと並んで置かれた座敷に

庭に置いた植木鉢みたいな

間違ったものが間違ったところにある気分だ

それでもありふれないものへと

自分なりに消化する


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
中庸(ちゅうよう)成らんとして中途半端になってしまいがちー  (+_+)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ