始まりの階
初めて書いた作品です。よろしくお願いします。
僕は白陵という高校に通う、白銀武。ごくごく平凡な2年生だ。学校のテストも毎回平均点、運動能力も平均、顔も…。全てが平凡すぎて逆に「個性なのでは!?」などとアホなことを考える始末だ。
今は下校時間で皆が帰っている中、僕は1人教室に残っていた。それは何故かって?もちろん勉強をするためなどではなく、自分に春が訪れたからだ。今日、登校するとひとつの手紙が入っていた。そこには「好きです!付き合って欲しいです!放課後教室に伺うのでその時に返事を聞かせてください。」という内容のラブレターだった。僕はガッツポーズしたね。年齢=彼女いない歴がやっと払拭できると思うと泣けてきた。
…2時間後
「いつ来るんだろう」ワクワクして待っていた。
…4時間後
「もうすぐ完全下校の時間になります。部活を行っている生徒や学校に残っている生徒は速やかに下校してください。」この放送が聞こえてきた。
僕は待ちながら考えていた。「もしかしたら、放課後って今日の事じゃないのでは???」と。
「字がめっちゃ男っぽいしガサツな子なんだろうな〜!よし!明日も待とう!」騙されたことにも気づいてない鈍感さだ。
もうこれ以上は待てないため、学校を出て帰宅していた。校門を出て帰ろうとしている時、「せんぱ〜い。待ってくださ〜い」(幻聴)が聞こえてきた。そうか恥ずかしく教室に入って来れなかったんだなーと思い振り返るととても眩しかった。試練の塔
そう車のライトだった。僕は思考停止してしまった。怖くて普通の反射もできず、目を閉じることしか出来なかった。
僕は死んだのか?でも何も衝撃も音もなかった様な…
恐る恐る目を開けるとそこは白い天井だった。
「どこだここ?」と疑問に思いながら体を起こすと、どこも怪我をしていなかった。辺りは1面白色で所々に支柱のようなものがあるだけだった。「どういう事だ?ここは天国なのか?」そのように物思いにふけっていると
「目が覚めたかい?」突然後ろから声が掛けられた。
「うわっ」ビックリしてベットから飛び退いた。
「驚かせてすまないね」中年ぐらいの男性が話しかけてきた。
「…あなたも死んだんですか?」この質問に対して中年男性は「いいや、私は死んでいないよ。君は記憶が曖昧になっているんだろうね。ここは試練の塔という場所らしいいよ。それも狂吸のね(笑)」
は?試練の塔?というか僕は死んでいないのか。
「試練の塔とは?狂級ってどういうことですか?」意味がわからなかった僕は男性に聞いた
「ん?君はここに来る前、試練の塔に選ばれた通知が来なかったのかい?その時に難易度を選択する場面もあったはずだが…」なんだそれは。僕はそんな通知も難易度の選択もしていないぞ…狂級ってことは1番難しい難易度なのか?
「…他にも難易度があるってことですか?」願わくば狂級が一番下であってくれ。
「そうだね、下からイージー、ノーマル、ハード、狂級の順だ。」どうして選んでもいないのに1番上の難易度になっているんだ…
そのように悩んでいる時に、男性の後ろに人影が見えた。
「そういえば、紹介がまだだったね、私以外にも狂級の仲間が2人いるんだよ。いい機会だし、皆で自己紹介でもしようか。」男性の後ろには大学生ぐらいの見た目の怖い男と同年代に見える女の子がいた。
「まずは私から。名前は佐藤博という。パ○ソニックと言う会社で営業を行っているサラリーマンだ。」見た目通り優しそうな人だ。
「俺は飯島健、大学に通ってる。」馴れ合う気がないのか、全く協力する気がない。
「私は、小鳥遊梨沙。白陵という高校に通う高校2年生です。よろしくお願いします。」え…同じ高校の人がだったのか。小鳥遊さんに、話しかけようとした時
「みなさんは、武器なにを選びました?私は槍を選びました。」
「武器とはなんのことですか」選んだ記憶もなく質問をした。
「ステータスを見たあとに武器を選べるようになりますよ。ステータスと、唱えてみてください」
「ステータス」そう言うと、目の前に自分の能力値が見えた。みんなこっちを見ていないため、ステータスは自分にしか見えないみたいだ。ステータスは低いのか高いのかよく分からなかったが、スキル欄に因果律というのがあった。そのスキルを見た瞬間。みんなの頭に数字が見えた。
みんな1だった。
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