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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

反応が無い事がこんなに辛いなんて僕は知らなかった。

「なろう」に投稿している。

人気はそこそこ、日刊には載って週刊では消える。月間は運が良ければ。ただでさえ文芸ジャンルはPV数もブックマークも延びづらい。過激なタイトルで釣ってはいるが、反応が少ない事がこんなに辛いなんて知らなかった。


最初にここを勧めてきたのは彼女だった。


作家志望の僕を大学で捕まえ、学生の頃から押し掛け女房よろしく、身の回りから生活費諸々何から何まで不自由無い様ずっと世話をしている一般人。

自分ではなんの夢も才能も持ち合わせず育成に力を注いで尻馬に乗る所謂「プロ彼女」がこいつだ。


たまに偉そうに講釈垂れるのを神妙に頷いて


「ありがとう、参考になる。」


と答えるのが僕の副業。

バカで文芸のなんたるかも理解せず、信念も持ち合わせていないこいつの話は何のストーリー性も持ち合わせず退屈極まりないが、僕がこの作家生活を続けるためにはこれも必要なメンテナンス。


世の中見る目の無いバカな奴ばかりで僕は未だに芽が出ない。この頃は小さな事から諍いも増えた。

子供が出来ただの親に挨拶しろだの、才能ある僕の気を引き自分に引き留める為、鬱陶しくもあの手この手で僕に指図し邪魔をする。



だからついカッとなっただけだ。


手が滑ったのはしょうがない。

太宰治も屑だった。

痴情の縺れは作家の肥やし。

文学の世界では良くあることだ。



気持ちを切り替え名前を変えて投稿してみた。

ところが全然、日刊すらも引っ掛からない。


ここのところ運が悪い。きっとこの部屋の風水が悪いに違いない。引っ越し費用に纏まった金がいる。彼女の荷物を漁ってみるも出て来たのは大量の「なろう」のIDメモと、代行屋の領収書の束、後は僕への愛を知性も文学性も感じさせない表現でだらだら綴った陳腐な日記帳だけだ。


糞みたいに世話焼きで浅はかで徹頭徹尾何もかも陳腐なこいつはやっぱり何にも理解していない。

僕の才能を潰したのもきっとこいつに違いない。


そんな彼女も今はただ転がって腐っている。

僕の副業は無くなった。

小説は評価もブックマークも動かない。


反応が無い事がこんなに辛いなんて

僕は知らなかった。


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