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第四話 『昼食時にて』

今回は早めに投稿できました。

面白かったらブックマークと評価お願いしますなんでもはできないけどなんかしますから!


高瀬さんはハイスペックでちょっと怖かった。


俺の隣に座った高瀬さん。なんと!

昨日の時には気づかなかったが、なんか、うん。めっちゃいい匂いがするんだけど!

ハハッ(裏声)ここは夢の国かな?


「え、えーと、その」


いや流石に無言はきついんで。やっぱここは男の俺が話しかけないとねー!


「はい?」

「お、俺なんかと昼飯食べても、楽しくないっすよ」


ここで自虐しか言えない俺。うーん。泣くよっ、泣いちゃうよ!


「俺なんかと、ですか……」

「え?」

「随分と自分を卑下するんですね」


いやだってあなた、今俺の目の前にいるのは学校一の美少女高瀬魅依さんですよ?そして俺は学校一の影薄男子、なおモブである葉山大輔ですよ?

うん、全く釣り合ってないですねー。はっきりわかんだねこれ!

ねえ、また泣いてもいい?

自分の自虐で心が叫びたがっていると、


「私はそんなこと気にしませんよ」

「え?」

「大体スクールカーストとか、誰と誰がお似合いだとか釣り合ってるとか、傍目から見たら自分の主観の押し付けで馬鹿馬鹿しくないですか?」

「えーと……」

「そしてそういう時は大抵相手のことを、そう言われたら相手がどう感じるかを考えていないんです」

「あー……うん」


おっと高瀬さんいきなり毒舌キャラにジョブチェンジですか?

まあ心の中で激しく同意をしていきますが。


「葉山さんがなんでそんなに自己評価が低いのか、私にはまだわかりません」

「……」

「でもこれだけは覚えててください。この学校の、いえ他の誰もが貴方を馬鹿にしても、私と釣り合ってないなどと言っても、貴方は私にとって恩人であり、私は葉山さんの味方です」

「……えーと、その」


……………一つ言っていい?

なんでこんな優しいの?カッコ良すぎでしょ。そして天使すぎる。

なんか裏があるだろとか普通は思うんだろうけど、うん。全然そんな感じがしない。

いやこれ本当だから。伊達に人間観察(笑)してないから!

うーん、うん。

惚れてまうやろおおおおおお!!!


「さて、これで自己評価も落ち着きましたか?」

「え?」

「さっき言ったことは本心ですけど、今ここで言ったのはちょっと暗い雰囲気でご飯食べるのが好ましくなかったので。さあ、気を取り直して食べていきましょう!」

「……………」



結論


…………………高瀬さんは天使だった。


でもやっぱりちょっと怖かったっっ!!



面白かったらブックマークと評価お願いしますなんでもはできないけどなんかしますから!

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