消え行く末は定かで無く
夜が怖い
次に目を覚ます時に
私じゃなくなっていそうで
眠るのが怖い
死にたくない
しがみつきたい生がある
躯がまだ動きたがってる
意識は、私は、
死から逃れたいと泣きわめく
けどいつかは消えていく
折角為し遂げるものをみつけたのに
震えるような歓びがあったのに
消えて舞うなら
最初からそんなの無くて善かったのに
突き飛ばしてよ、私の存在を
お前なんか消えても構わないと言ってよ
期待させないで、棄てられる世界を
私を見放す世界を忘れたい
私が居なくても世界は続く
そう、今のうちに解らせて
待ち続けるのは辛いよ
雨が降っている
鯨の腹みたいな雲が泳いでる
私は傘をささない酸性雨に溶けてしまえ