69話 決断
ブローチを握り締め決意を決めると、ハクリが部屋に入ってきた。
「アピちゃん。もち。アピちゃんのお役に立つことに決めた!!」
「えっ!!父の側にいなくてよいの??」
「いたいのだけど、今のもちじゃ、お邪魔しちゃうからの…。」
「ワシもの…。そう考えてたじゃ…。レオグと行こうと思う!!もっちーも一緒に来てくれるかの?」
「もちろんだよっ!!モチだけに!!はっはっは!」
レオグに決意のほどを報告すると、明日早速出発することになった。レオグはそこで提案をしてきた。
「なぁ…。俺のワガママになっちまんうんだがよ…。ワ国に行きてーんだがいいか??」
「ふむ…。ワシの父も何処にいるかわからぬし!ここまで来たらどこでも行こう!!」
「ワ国か…。レオグ何する気だ??」
「いやよ?カタナの作り方を知りたくてよ!あれはスゲー。」
「カタナ?武器なのか?」
「コイツを見てくれや、まぁ本物には程遠いんだが元はワ国のカタナだ。」
レオグはユキツグから託された脇差を見せた。ダーテは興味津々でそのまま鍛冶屋談義を初めてしまった。アピスは行き先も決まったので、母親へ手紙を書いておくことにした。
「まだ文書鳥やっているかな〜?」
「うん!大丈夫だと思うよ??」
ハクリはアピスの手紙を覗き込むように見ていた。母親に宛てた手紙の内容は、出来れば返事が欲しいこと、これからレオグとハクリと一緒に『ワ国』へ向かうことだ。
「よしっ!!手紙は出来たじゃ!もっちー!荷物の準備をやってしまおう!」
「ほぉ!!準備しよー!!」
2人は、着替えや飲み物、保存食をバックへと詰めはじめた。今夜中に手紙を出したいので、荷物をまとめると、文書鳥店へと向かうことにした。
「レオグ!!ちょっともっちーと文書鳥店行ってくるの!!手紙出しておきたいじゃ!」
「おう!!荷物はもう出来たのか?」
「完璧じゃよ!ねっ?もっちー!」
「ほぉ!バッチリー!!」
レオグとダーテにペコっとお辞儀をすると、獅子の鍛冶屋を出た。




