表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/104

59話 シナラセル

 鋼色のゴーレムは、元ゴーレムの腕をゆっくり歩きアピス側から登ってきている。


 「ほぉ!なんか色が違う!」


 「本当じゃ…。それに早くなってる!あーもう!やっぱ叩くしかないの!ふぅ…。」


 アピスは、また集中する。ハクリは、なにか考えている感じだ。


 「このまま登って来たとこを叩いてやるじゃ!」


 鋼色のゴーレムが腕を上げている。また振り下ろす攻撃だろうか。アピスはハンマーがさっきより軽く感じ、頭へ攻撃できると確信した。助走をつけてゴーレムの頭目掛けて飛ぶ。


 「んおりゃぁぁあ!!」


 振り下ろしたハンマーは、ゴーレムの腕によって防御されたのだが、腕は砕けることなく細かい亀裂が走っているだけだった。

 アピスは、ハンマーの反動でゴーレムの後ろへと移動する形となった。ゴーレムはそのまま動かない。


 「もっちー!砕けなかったー!!なんか固くなってるみたい!防御されて足が埋まったけども!頭は大事みたいじゃ!」


 ゴーレムは、アピスのハンマーを受け止めて足が埋まっていた。


 「ほぉ!じゃーもちも!!ほぉ…。」


 ハクリのハンマーが胴体へとクリーンヒットする。多少の破片を飛ばしながら、埋まっていた足が抜け、そのままアピスの頭の上を飛んでいく。


 「ぉぉぉ…。」


 そのまま壁にぶつかって止まったが立ち上がろうとしている。


 「いや、もっちー頭を狙わないと!!」


 「あぁ…。なんかゴーレムんの体が叩いてって言ってるきがして…。デヘヘ!」


 「もっちー…。もっと強く叩くことは出来るかの…?」


 「ん〜。『氣』をもっと時間をかけて溜めればできるかもしれない!!」


 鋼色のゴーレムは2人を目指して登りはじめいる。


 「ふむ…。もっちー…。入口の扉の前で『氣』を溜めてて欲しいんじゃ。」


 「ほぉ!どうするの??」


 「ここから、扉へ向けてゴーレムをぶっ飛ばす!」


 「ほぉぉ!!えっ!もち。飛んできたゴーレムんの頭を狙うってこと??」


 「勢いと威力があれば赤い玉ごと壊せるかなってのぉ!」


 「ほぉ…。わかったのぉ!!」


 ハクリは、ゴーレムのいる腕と反対の腕を駆け下りて入口の扉前でハンマーを構えた。


 「さー!くるじゃゴーレム!」


 ゴーレムはアピスのもとへくるとまた、両腕を振り上げた。腕を振り下ろしたところを狙うべきだろうか。


 『一度めり込ますじゃっ!』


 アピスは頭目掛けて飛び、ハンマーを振り下ろす。またゴーレムの腕に防御されたが、腕が脆くなっているせいで砕け散り、頭に直撃した。


 「思ってたより上手くいったじゃ!もっちー!!いくよー!!」


 「ほぉぉい!」


 ゴーレムの頭は、ヒビの入った胴体にメリ込み、足も埋まっていい具合に固定されたので、しっかり狙える。この際なのでアピスも『氣』を溜めてみる。あとは、レオグに教わったことと言えば、レイピアをシナラセルと言うことぐらい。


 「ふぅ…。ハンマーもシナルかな…。」


 感覚的に、もう『氣』が溜められない感じがする。あとはハンマーをシナラセルイメージで思いっきり頭の埋まったゴーレムをフルスイングした。


 シナラセルイメージがハンマーの挙動を大きく変えた。体の『氣』ごとハンマーの先端に集まった感じになり、ゴーレムに当たった瞬間、爆発したかのような勢いで粉砕し、ゴーレムの頭がハクリ目がけて飛んでいく。


 「んおぉぉぉおお!?」


 想像以上の威力と、ハクリへ物凄い勢いで飛んで行く頭に驚いた。


 「はやっ!!はやっ!!」


 ハクリは飛んでくる頭へ向けてハンマーを合わせて振り抜いた。



 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ