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待っててね、旦那様!

作者: clock☆

お願い、赤い糸。私の大事な人を見つけて。






ゲームでは回復魔法が使える僧侶的ポジションな私はいつも忙しい。


このルーアンという世界では体力を回復させてくれるポーションがなくて、冒険者ギルドでは生死に関わることだから僧侶さんへの勧誘が激しい。そりゃもう反射的に逃げたくなるくらいな勢いで。


ギルド内にいる時にはないのだけど、外をふらふら歩いていたら何回も誘拐されそうになって、持ち前のすばしっこさで全力逃亡するけど、強い人が来ると逃げ切れないので早々に別の街に移動している。


神様に頼まれた『人間の死亡率が高いから沢山の人を助けてほしい』という願いを叶えていくとご褒美として小指に付いた赤い糸が段々とハッキリ見えてくる。


交通事故で一緒に死んでしまって、こちらの世界に転生した旦那の行方が気になるから、いくら人に追っかけ回されても人の怪我を治すことを止めることは出来ない。それにありがとうって言ってもらえることが嬉しいから続けていきたい。





今日も私は伸びた赤い糸の方へ向かう。そう、この糸がある限りまた会えるという希望がある。待っててね、旦那様!


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