大失態
今回のは少しドラマ風にしてみました(笑)
どうぞお楽しみください!
私は思わず叫んでしまった。
「どうしたの!さき、急に叫んで。」
私は、ろうのことが好きだとみさきに言ったはずだがと疑ってしまった。
ガチャ!
「持ってきた。」
すると、10分くらいで帰ってきた。
「わー!かっこいい!!ろうくん、こんなの持ってたの?てか、いつも着てるやつ?」
「うん..。そうだけど。」
「...。」
「さき?どうした?元気ないぞ?」
私は、いつの間にかうつむいていた。
「え...?あぁ、大丈夫。だよ...。あ、ろうのかっこいいね。」
その時、ろうは思った。
(さき...。大丈夫か。なんかあったのかな。)
そんなの気にしないみさきはろうの持ってきたパジャマに興味津々(きょうみしんしん)だった。
それから、夜中の11時半になった。
「じゃ、俺、先に寝るな。ベットどこだ?」
「あぁ、あっちみたいよ。ね?さき!」
「...。うん、そうだよ。あたし、布団で寝てるから母さんの布団借りて。」
「うん。さき、布団が二つしかないけど..。俺はどうすればいい...。」
私は、みさきを見た。すると、まるでこっちに視線を送っているようだった。
(みさき、ろうと寝たいんだ...。わかった。)
「あ、あたし一人で寝るのが好きだから、申し訳ないけどろうとみさき一緒に寝て。」
すると、ろうは少し黙ってから言った。
「あ、ああ。さきがそうなんだったら仕方ねえ。みさきは大丈夫なのか...。」
みさきは私にありがとうと言うような視線をしてから言った。
「うん!全然いいよ!てか、むしろうれしい!」
「こうなったら、もうねよ!ほら、みさきもろうも疲れてるだろうし!」
「でも、さきっ。」
「じゃ、あたしさき寝るね。お休みみさき!ろう...。」
私は、みさきに頑張れというような視線を向けて布団にもぐりこんだ。
それから、しばらくたった。
「あ!」
私は、お風呂に入ることをすっかり忘れていた。
私は、急いで布団から起きた。
すると、みさきとろうがいなかった。
廊下を歩いていると、リビングの電気がついていることに気付いた。
「二人とも、起きてる?寝ないの?..。もしや!」
私は、もしやと思った。
ガラガラ。
私は、トイレに入るため、ドアを開けた。すると、お風呂に誰か入っていた。
中からは、ろうの声がした。
「さきの家の風呂勝手使ったけど大丈夫だったかな。いちよう後で言っとこう。」
私はやばいと思ってゆっくりとトイレのドアを開け、入った。
「はぁ、ろうが家のお風呂に入ってる!」ドキドキッ
さけぶ胸の音止まらない。
(いちよう、お風呂に入るかと思って入れといたのだがご飯を食べて寝てしまうとは...。恐るべし、みさきの力料理。)
そして、そうも思いながらしていたトイレも終わり出ようとした。
ガチャ、ガラガラ。
「なっ!!」
「あぁ、さき!!」
私たちは、ドアを開けてしまった。
しかも、同時に!!!!!
どうでしたでしょうか。次話はもっと面白いでーす!
お楽しみに!さゆきちでした。