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泣き顔

こんにちは!お楽しみください!

私たちは、歩いていた。

「さっきの、かっこよかったよ。」

私は冗談ながらいった。

「そっ、そうかな。」

照れながら言う、ろう。


しばらくして私は言った。

「ねぇねぇ」

「どうした?」

「あのさ...。」

私は、うつむいて話す。

「みさき、大丈夫かな?」


すると、ろうは少し間をあけて言った。

「たぶん、今頃、泣いてるな。」



それは、今から一時間前。


私はみさき。

私は公園のベンチに座っていた。すると、向こうからろう君がやってきた。

「ろうくん..来てくれたの?」

「あぁ、そうだ。」

ろう君は、そういうと私の横に座った。

「みさき、こんなとこで何してんだ。」

「..フフッ。木を見てた。」

「木?木なんてどこにもないじゃないか。」

「あるじゃん。ろうくんには見えないの?」


私にはプライドがある。なぜ、さきにはやることを私にはやらない。

なんで?なんで?なんで?

私は、さきと同じ学校に通い、毎日ほとんどさきと一緒にいた。

もちろん、さきがろうくんが好きなのは知ってる。

でも、わたしも好き。

ろうくん、なんでわたしじゃだめなの?


私は、ろうくんに言うんだ。絶対!

「ろうくん...。あのさ...。」

「どうした?」

「あのさ、わたしじゃだめなの?」

「え?」

ろうくんは少し黙って言った。

「あー、勘違いのことか。」

「え?かん、ちがい?」

私は、目を開いて聞いた。

「あぁ、みさきは勘違いをしてる。」

「なんで?」

「なんで?って、俺はさきが好きだから...。」

私は、少し黙って言った。

「知ってたよ。ろうくんが好きなのは、さきだって。」

私の目から、ぽろぽろと涙と出てくる。

あぁ、どうしよう。さきが好きだってろうくんは言ってるのに、うれしなきみたいになっちゃって。あぁ、恥ずかしい。

「大丈夫か?涙、止まんないのか。」

「うん。でも、私のところにいていいの?ろう君は、さきが好きなんでしょ?」

「あぁ、だが」

「だが?」

「今、苦しいのは、さきじゃなくてみさきだ。僕が好かれてるのはありがたい。うれしいよ。でも、僕はさきが好きだ。」

「だから、わかってる!」

私は、思わず叫んだ。

「みさき、ごめん。」

「謝らないで。もう、大丈夫。」

私は、立ち上がって泣き顔を隠しながら歩いて行った。

「送るよ。」

「う、うん。ありがとう。」


家に送ってもらった。


どうでしたでしょうか!次回をお楽しみください!

さゆきちでした。

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