1章 “人々”
本日二回目の投稿となります。
今回は人々が自由になれる時は何時なのか。という疑問を解いていきましょう―――
人々は生まれ、“名”を与えられる。いわゆる“命名”
人々は成長し“場”を与えられる。いわゆる“学校など”
人々は大人になり“職”を与えられる。いわゆる“会社”
人々が苦しむことになる病。それも与えられる。いわゆる“病気”
人々は暗闇に入る。目の前に黒が広がる。いわゆる“永眠”
それが、その人生が人々はちがう。すぐ死を迎えるものもいれば長いものもいる。
差別だ。ひどすぎる。でも人は永眠した時1番いい笑い顔をしている。
生きているのではないか?と思うほどに――――――――
「おーけいとぉー」
「・・・・・・・」
「けいとってばぁー」
「・・・・・・・」
「おい!」
「!あっ竜也」
「また考え事か?」
「なあ竜也。神はひどいよね・・・・」
「は?」
少年――けいとは思う。神はひどいと。神は人々に人々の生命を与える。じゃあなぜ、0才死ぬ子もいるの?それこそひどいと感じる。
理由、つまり“地球温暖化”っていうのも神のしわざだと思うということ。
紙の気まぐれで“地球は滅ぶ”“人々は死んでいく”などということ。
じゃあ本当にそれだけ?いや、ちがう。中にはいいヤツだっている。そんなことは自分で判断できる。それが出来なきゃバカだ。
人々が自由になるのはいつ?そんなことを問いかけた。ある時答えた人がいた。―――“自分自身”―――幽体離脱したわけではない。ただ、“自分の好きなことをしている時”という答えを自分が自分で出しただけのこと。でも少年は“他の誰か”と話した気分になった。
また1つ少年の“疑問”が解かれた。
人々はそれを“解決”という。人々が抱いた“疑問”を解く。
それが全てを知り、予知できる神の役目ではないのか?
――――でも少年は神をひどいモノだと考え続ける――――
毎日毎日
1章 完
疑問は解けましたか?
この答えは正解じゃないと思うかもしれませんが、でも、正解なんてないんでしょうね。
~次回~
『神』