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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第一章 〜救ってくれるもの【出会い編】

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【凪】優芽の「好きじゃない」って嘘だろ? 最低で最高な夜

寝てたら物音がして目が覚めた。


そしたら優芽がベランダに出てくのが見えた。


なにしてんだろ?


興味津々


遥希は? 起きてない?


「なにしてんの?」


後ろから声かけたら優芽は振り向かず


「星、見えないかなって」


俺ってバレてる?


優芽の横に並んで、真っ暗な空をみあげたけど


「なんも見えないや」


「うん、真っ暗闇だね」


「俺の心ん中みたい」


「わたしも真っ黒かも」


優芽がなんか、悩み? みたいなの言ってたけど、あんま意味がわかんねーって思って流した。



「でもさ、優芽、これがきれいな星空だったらひとつ、願いごとが消えてくんだよ…」


セカオワの歌をくちずさんでた。


なんか俺、気分いい。


でさ、なんかいろいろめんどくさい話。


そう、話してただけのつもりだったんだ。



そしたら優芽がこっちじっと見てきて、優芽が腕んとこつかんできて「え?」って思ったらキスされて


えええ???


そっちから???



「優芽だめじゃん約束破ったら、俺からなんもしてないのに…」



「はるくんのせいだよ」


「えー、これ、遥希のせいなの?」


優芽まで遥希のせいにしだした。


なんだ、一緒にいたら性格ってうつる?


いや、うつした。


うつった?



「優芽、ほんとは俺のこと好きでしょ?」


言ってみたんだけど優芽からはばっさり


「好きじゃない。将来見えない、クズすぎて無理」


そりゃそうだろうな、俺って闇物件すぎてヤバイ。


ただそういう闇の部分でも、なんで優芽に見せられるんだろ?


なんで平気でしゃべっちゃうんだろ。


だって結菜の前じゃこんなの見せられなくて…


こんな話せねーし、ずっと天使でいなきゃならなくって



ときどき


すっげーイライラする



優芽にヘタレって言われたけどわかってる、自覚ある。



「そんなヘタレと優芽、いま、なにしてんの?」


ちょっとだけ、きつく抱きしめたら


優芽の口からエロい声が漏れてた。



優芽もわるいことしてって自覚あるみたいで、それなのにさ、好きじゃないくせに、優芽の俺を見てる目が、もう……



あーなんだこれはー



そんなあおられたら俺…ヤバイんだけど。



ここ、遥希んちのベランダで…



外で、


たったまんまで




え、これ大丈夫なやつ?



ええっと


どこまでOK?



「凪くん、もっとして…」



ふだんは口悪いのにこんなとき、なんでこんな色っぽいんだろ?


悪魔の目、とか、俺のこと優芽言ってたけど、そっちだって、目もヤバいし、悪魔の、ささやき、なんじゃね?


優芽の声と息遣いに俺はめちゃくちゃ翻弄されてた。



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