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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第一章 〜救ってくれるもの【出会い編】

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【凪】過去の女関係の整理を考えたらめんどくさかったけど優芽は消せない

あのヘアサロン、上手いし好待遇だから変えたくないんだけど、やっぱり変えよっかな


昨日行って感じた、店内の空気が変わった瞬間が確かにあったんだ。


あそこ、元カノいるんだよね。


ヤバいことに、その子が結菜の担当になりそうだったから、慌てて変えてもらった


近いうちに、LINEに登録してた女関係ほとんど


「ブロ削の儀式」


やらないとなぁって思ってる



でも優芽は消せない。


優芽は、大事なLINE友だもんな


あ、せっかくだから優芽に写真送ろ


「うえ…」


て返信がきた


え!こんなにきれいな髪色なのに!


結菜と反応が全然違ってヤバい


深海魚だもんな、サメ好きなんだもんな、明日会社でサメの歯とか、作ってみよっかな。


遥希が失敗すれば、作れるんだけどなー


あーそれより白衣。


なんであんなこと言っちゃったんだろ?


買わなきゃ持ってね―じゃん!


明日とか、LINE無理だし!


ま、いっか


ごめん結菜、も少し待ってって言ったら「うん」て絶対言ってくれる



そして次の日仕事中、


「遥希!」


遥希の背中押したら


「うわわ!」


手元が狂って失敗させた


「ちょ、おま…」


ああ〜もう少しで完成だったのに…


遥希ががっくりしている。


「失敗作、それ俺がこっそり捨ててやる」


あんまり失敗すると、なんだっけ?


材料費じゃなくて…


とにかく損失になって怒られる。


あんま詳しくわかんね。


でもたまに悠真さんだって


「銀魂土方の刀のなんか」


「マヨネーズ型ボールペンのバネの部分」


とか作って遊んでるじゃん。


いまはたしか、変身ベルトの点滅の間隔が微妙で、とかなんか言って遊んでる。


や、違って、遊んでるなんて言ったら怒られるな、調整してる?



うちの会社がなにしてるとこなのか?


それ、たぶんあんま外に漏らしちゃだめなやつ。


いわゆる企業秘密



遥希が海いったときに、貝殻拾ってきてさ


「これでなんか考えろ」


練習だって渡されたんで、粉々に砕いて


「媚薬」


って言ったら頭はたかれたっけ。


いまいち想像力に欠けるなって思って、試しに結菜なら貝殻からなにを連想するか聞いてみたんだ


そしたらさ


「クリスタルを合わせてサンキャッチャーとかアロマキャンドル立てとか」


って答えてくれた。


うーんきれいなんだけど、ありきたり。


優芽にきいてみたら


「自分で考えろ」


とりあってくれなかった


あーあ、キスしたときはかわいかったのにー


やっぱり優芽、かわいくねーな。


結菜のほうが全然かわいい。


優芽のことブロックしよっかな。


でもあんま、意味ない……


優芽からLINE来ることないんだ。


いつも俺ばっかり。



あ、いいこと考えた


「遥希ー」


遥希にお楽しみの計画案を話してみた


「わーかった、てゆーか仕事しろ」


忘れてた、いま仕事中だった


残業めんどくさいから、早く終わらせよう


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