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Stage8-4 取引

寝ぼけて訳の分からない文章になっていました、すみません…

直しましたので再度お楽しみ頂けたら幸いです。


「…取引って何ですか。」

「この村のスパイをしてもらいたい。」

バレットの言葉に俺は全く理解出来なかった。

「…スパイって何のスパイですか?」

バレットは俺の耳元へと顔を寄せ、小声で語った。

「…実を言うと俺はこの世界の人間じゃないんだ。」

バレットの言葉に俺は驚きを隠せなかった。しかし、そう簡単に信じてはならないとアレクの一件で俺は理解していた。

「…この世界の人間では無い?そうなると表の世界という事でしょうか?」

バレットは困惑した表情を浮かべていた。様子から見るに、バレットは現実世界の人間。つまり、運営側の人間の可能性が高いと推測出来る。

「…あれ?確かアレクさんが…」とぶつぶつ言う独り言は、俺の耳にも入る程の音量ではあった。アレクさんという一言で運営側の人間という可能性は確信に変わった。

「アレクさん?」

俺は知らないふりを続ける事とした。バレットを敵側に置いておくと厄介な事になりそうだと俺は感じたからだ。上手く利用しておく事としたのだ。

「…そうか、何も知らないのか。可哀想に。」

バレットの言葉は建前上の台詞ではない。アレクの雑な性格を知っているからこそ、心の底から哀れみの言葉を投げかけているように感じた。

「そうなんですよぉ。ほんと何も!知らなくて!」

バレットは周囲を確認し、小声での会話を続行した。

「すまない、そろそろ戻らなければ。だから、今は簡単に説明する。まず、君のレベルではこの村のミッションは荷が重いだろう。そこで一旦は私の助手として、ミッションを達成する方向で挑戦しないか?」


目の前に【はい】【いいえ】と表示される。

「…そういえば、今まで受け入れてばかりだったけど、断ったらどうなるんだ?」

俺は試しに【いいえ】を選択してみた。

すると、バレットは残念そうな表情を浮かべ、「…そうか。」と呟いてその場を去ってしまった。

再度話し掛け振り返るも、「…すまない。今は誰とも話す気にはなれないんだ。」と村へと消えていった。

俺は安心したと同時に他の不安が脳を過ぎる。

「…これからどこに行けばいいのだろう。」

特に新たなミッションが発動する訳でも無く、道標が表示されているわけでもない。簡単に言えば、「…詰んだ。」という事である。

「○×※♦¬♩♬©▽♡→…&@☆@:&!!!!!!」

何を発しているのか分からないが、多くの民族が険しい表情でこちらに向かって走ってくる。右手には石槍のようなものを持っていると確認出来た。

「ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいッ!!!!!」

俺はとにかく全力で逃げた。


次回もお楽しみに!

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