表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今世は幸せでありますように!  作者: ゆる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/126

Stage5-14 悪魔討伐編 再会

皆さんお疲れ様です!

いつもご愛読ありがとうございます!


長野県 アッチ村

自然の多いこの土地は、まさに花の園。

これだけ日本が悪魔に占領されても、強い自然の力には勝てないようだ。

その中に建つ複数の木造建築。

人が住むにはかなりボロボロだ。

その内の一つの家にダイスと黒いフードの男は向かったのだった。


「母さんッ!ただいまッ!」

ボロボロの家にボロボロのドア。

ダイスの力でさえ、何時崩れても可笑しくは無い。

「…ダイス?」

ベッドから起き上がったのは、ボロボロの布切れを纏った女性だった。

痩せこけているその姿を見るにまともに食事を摂取していないのだろう。

「母さん、今日は少し顔色が良いね!お客さん!母さんの知り合いなんだって!」

「…あなたは。」

女性はポカンっとした表情でこちらを見つめる。

「…アイネ。久しぶりだな。」

俺は黒いフードと口元を覆った布を外した。

こんなに堂々と表情を見せたのは何時以来だろうか。

その表情を見たアイネは驚きで固まっていた。

「…もう一人、会わせたい子がいる。」

俺はポケットの中から緑色に輝く球体を取り出した。

「…療養型ボール。」

俺は療養型ボールを地面に落とした。

光と同時に中から現れたのは、成長したメグミ・エッジ・キールだった。

そう、俺は悪魔城でメグミを見つけてからこの療養型ボールに閉じ込めておいた。


【療養型ボール】

人間をボールに封印し、療養に徹する事の出来るボール。中にいるだけで身体的疲労や傷等回復できる。


メグミは目を開け、目の前にいる母の姿に涙を流した。

「…お母さん。」

「…メグミッ!」

二人はほぼ同時に足を踏み出し、共に抱きしめ合った。

母と娘の感動の再会にダイスは嬉しそうにしていた。

「…母さん。良かったね。」


落ち着いた頃、俺はアイネとメグミにこれまでの事象を全て話した。

世界で何が起こっているのか、これからどうすべきなのかを。

「…力を貸したいところだけどね。見ての通り悪魔の呪いが掛かってる。」

俺はすぐ様プレシャスを呼んだ。

「呪いを解け。」

プレシャスは文句も言わずにアイネの呪いを解いた。

その瞬間、アイネは若返り、かつての美貌を取り戻した。

「…何から言えばいいかな。とりあえず…ありがとう?」

アイネは困惑していたが、メグミとダイスはアイネに飛び込んで涙を流していた。


「…にしても久しぶりね。なんでそんな格好してるのよ。」

俺は何も言わずにフードと口元の布を取った。

そして、上着も脱ぎ、上裸状態となった。

「…その傷どうしたのよ。」

「…三年前、ドラゴンに付けられた傷だ。一瞬の事だった。」

アイネはどことなく複雑な表情をしていた。

「…悪魔達の影響で絶滅したんじゃなかったの。」

「…唯一の生き残りだったのかもな。」

俺は再び服やフードを纏い直す。

「…アイネ。ダイスはお前の本当の子じゃないな?」

「…気づいてたの。」

「…こいつの腕の三本傷。ドラゴンの子の証拠だ。上手く隠してはいるがな。」

アイネは諦めたように溜息を吐いた。

「…場所を変えましょう。」

俺とアイネはメグミとダイスを残して外に出た。


少し離れた木の下で村の花壇を眺める。

「…あなたやメグミと離れ離れになってから、私はずっと旅を続けていた。その時、龍ノ山で出会ったのがあの子。」

「…龍ノ山だと?」


【龍ノ山】

和歌山県に位置する龍の住む山。五年前、悪魔が世界を支配した事で絶滅したと言われている。


「…少しだけ私の話をさせて頂戴。」

アイネは遠くの空を見つめて、雲が流れるようにゆっくりと話し始めた。


次回もお楽しみに〜!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ