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Stage4-3 地球の底編 仲間

さぁ、Stage4地球の底編が終わりました!

ここから新たな冒険が始まります!

そして、懐かしの彼女も登場します。

これからの展開にも乞うご期待!

「ステータスオープン!」


二○二七年 六月六日

アルミ レベル93 サイキッカー


そう、俺は等々レベル90を超えた。

そして、地上に出るのは約二年ぶり。

俺は穴から出て大きく背伸びをした。

外の空気は美味しいなぁという台詞が出るはずなのだが、悪魔の仕業で空気がどんよりとしている。

「…こんな景色見たくは無かった。」

後から出てきたユウヤがボソッと言う。

今となっては人間よりも、悪魔や魔物が多く住み着いている。

人間界というより悪魔界だ。

「…市村清子は何処にいるんだ。」

「千里眼ッ!」

ユウヤの千里眼という能力は、特定の人物や物などの位置が分かる能力。具体的な場所まで分かり、レベル次第では未来まで見えるらしい。

「北海道札幌市に拠点を置いてるね。テレビ塔を軸にして、新たな城を築いている。」

「よし、ユウヤ!翼を広げて羽ばたいてぇ〜♥」

ユウヤは気の毒そうな表情でこちらを見つめていた。

「…なんだよ。そんな釘を刺す目で見るなよ。」

「いや、実はさ。」


…………はっ?


なんと、この過酷な二年を過ごしている内にユウヤの天使の羽根はボロボロになっていたのだ。

今では羽根も僅かしかなく、形だけが残っている状態だ。

「あの環境じゃ仕方ないよ。羽根の手入れも出来てなかったし。」

「…手入れとかするんだ。」

「あ、でも安心して。羽根はなくても天使は天使だから。」

俺はそこでユウヤのプロフィールを見せて貰った。


二○二七年 六月六日

ユウヤ レベル99 翼の折れたエンジェル


「……気まづ。」

「何が。」


つまり、もうユウヤは飛べないという事だ。

飛べないユウヤに何の価値があるの?とか言いそうになるが、絶対に言ってはいけない。

覚えているだろうか、あの紫色の溢れ出ていたオーラを。

もうどっちが天使で悪魔か分かったもんじゃない。


「アルミ、これを見て。」

ユウヤが広げたのは日本地図であった。

日本地図には北海道、東京、山梨、佐賀、沖縄に赤丸が付けてある。

「良いかい?今、僕達は与那国島にいる。この与那国島から何とかして北海道まで渡らなければいけない。しかし、こんな世界じゃ飛行機も船も車もない。飛行能力があれば別だけど、今はそれも望めない。」

言っている事はわかるし、これから言うであろう事も俺にはわかっていた。

「そう、歩くしかない。産まれた時に授かったこの二本足に賭けるんだ!」


うん、わかってた。

わかってたけど、二本足に賭けるとかいう台詞は予想外。


「ちなみに、この赤丸の付いている箇所。ここには、悪魔の城が築かれている。北海道は市村清子、それ以外の城には悪魔の四天王がいるみたい。だからまずは沖縄県目指して歩くよ。ちなみに沖縄県の何処かに凄腕の武闘家ナックル使いが居るらしい。あわよくば手を貸してもらおう。」


長い長い長い長いッ!

六行も台詞書いたの初めて!こんなの初めて!


歯車集めで転移したら天使と悪魔に巻き込まれて世界が終わった件っていう題名にしようかと思うくらいめちゃくちゃでもはや笑えてくるのは俺だけだろうか。


そんなこんなで地球の底から生還した俺達は、また新たな旅に出発するのであった。



一方その頃……


「…お兄ちゃん、どこ?」

金髪の美少女はイエローの戦闘服に双剣を構えていた。

金髪美少女を囲むのは五体のデビルスコーピオン。

「…ちょっとこれはヤバめかなぁ。」

死ぬかもしれないという状況に美少女は、更に加速を上げて攻撃を仕掛けた。


スコーピオンというだけあって、硬い殻は中々刃を通さない。

「…こうなったら、あれしかないかなぁ。」

金髪美少女の周りを桜が舞う。

「…お兄ちゃん、ちょっと借りるからね。」

桜はスコーピオン全体を囲むように舞い続けている。

「二刀両断!花吹雪!」

金髪美少女は桜を操り、スコーピオンへと飛びかかった。

月夜の下、桜の舞う中大きな斬撃音が響いたのだった。


次回

Stage5-1 悪魔討伐編 なんくるないさー

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