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Stage12-9 ハンモク


「どうしてこんな事を?」

「…貴様らに話す必要はない。」


アレクの質問にハンモクは無愛想に返した。そして、ライトを離れた所へ静かに置いた。


「…アルミ、闘うしかないようだ。」

「…わかってます。」


俺達は戦闘態勢に入ると、 ハンモクも戦闘態勢になった。


「…どうやら、話し合う気は無いみたいですね。」

「…御託はいい。殺るか殺られるかだ。」


ハンモクが現れた。どうする?


バレットの攻撃!超神足!ハンモクに325ダメージ。


「こいつッ…かなり硬いぞッ!」


アルミの攻撃!全身の力を右足に集中!

アレクの攻撃!光線レイピア!ハンモクに513ダメージ。


「…所詮こんなものか。」


ハンモクの攻撃!怒りの鉄槌!全員に1000ダメージ。


「ハハハッかなりやるようですね!」

「笑ってる場合かよ…。」

「あの硬さ…何とかならないですかね。」


バレットの攻撃!超防壁!全員にバリアが張られた。

アルミの攻撃!ラスト・リゾート!ハンモクに1285ダメージ。


「なるほど、アルミ君の攻撃は元々の打撃が高いからそれなりのダメージを与えられるようですね。」

「アルミ!お前は常にラスト・リゾートを打て!俺達が援護する!」

「了解ッ!」


アレクの攻撃!時の空間!3ターンの間、力を溜める攻撃は1ターン時間短縮出来るようになった。

「これでラスト・リゾートはそのターンから使えます!」


「…フンッ…だから何だって言うんだ。」


ハンモクの攻撃!鉄塊!ハンモクの防御力が底上げされた。


「いくら防御を上げたって無駄だぜ?俺の新技、その目に焼き付けておきなっ!」


バレットの攻撃!盗っ人!ハンモクの防御力は元の数値に戻った。


「なんだと!?」

「アルミ!今だッ!」


アルミの攻撃!全身の力を右足に集中!ラスト・リゾート!ハンモクに3825ダメージ!


「…こんな事が…あってたまるか…。」


アレクの攻撃!神獣の微笑み!アルミの全ての能力が底上げされた。


ハンモクの攻撃!最終決戦!自身の残っているHP分のダメージを相手に与える!その代わり、次のターンは動けなくなる。全員に4825ダメージッ!


アルミはバリアに守られた。

バレットはバリアに守られた。

アレクはバリアに守られた。


「忘れてたのか?ドジな奴。」

バレットの攻撃!虚仮威し!ハンモクは転ばされた。


アルミの攻撃!全身の力を右足に集中!ラスト・リゾート!ハンモクに4824ダメージッ!


ハンモクは根性のハチマキにより、HPが1残った。

「貴様らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

ハンモクは魔王石を取り出した。そして、魔王との契約を発動した。


「何故貴方がそれを持っているんですかッ!」

アレクは声を荒げ、表情は強ばっていた。

「魔王石…確か使用は禁じられていたはず…。」

バレットも動揺を隠せずにいた。

「何かまずい事でも起こるんですか?」


アレクは目を合わせず、魔王石について説明した。


「結論を言えば、魔王と契約して力を得るんです。ですが、このアイテムは現実世界の身体にも影響が出てしまう危険なアイテムと判明しました。当時担当していた社員は、今もベッドの上で意識不明の状態です。だから、そのアイテムは全てのデータを一つのUSBに移し、二度と使用できないようにしたのです。それも【今あり】を発売する前の話。彼が魔王石を持っている理由は一つしかありません。」


「…窃盗とは悪い趣味してんな。」


「ごちゃごちゃうるせぇッ!今更何を言われようが、このまま負ければ俺は刑務所行きだ。ならよぉ、もうお前ら全員殺すしかないよなぁ?なぁ?アルミぃ?」


不気味な笑みを浮かべたハンモクは闇に包まれ、次第にその姿は魔王そのものと化した。


「…これが…魔王石の力。」

「…もう後戻り出来ません。我々も敗北すれば、どうなるか分かりません!命懸けで必ずこの勝負に勝つのです!」

「…ハンモク、いや、仁さん。貴方を必ず救ってみせます。生きて帰りましょう。そして、罪を償ってください。」


こうして、再び命を懸けた闘いが幕を開けた。


次回もお楽しみに!

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