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Stage12-5 雷鳴島と黄金城


吊り橋を渡りきり、俺達はさーたーに回復魔法を掛けてもらった。

そして、今目の前には黄金の城がそびえ立っている。


「無駄に大きくて豪華ね…。」

「サン隊長らしいというか…。」


さーたーやリズは少し呆れている様子だった。俗に言う「男の子ってよく分からない」という感覚なのだろう。そんな俺も男の子、少しはワクワクしてしまっている。


黄金城の扉を二人係で開き、中へと足を踏み入れる。

この城は隅から隅まで黄金で染まっているようだ。外から見ればまだ良かったが、密閉空間に入ると流石に目がおかしくなってしまう。サン隊長と闘う事より、城を破壊したくなってしまった。


「早くサン隊長を見つけましょう。目が眩んでおかしくなりそう。」


さーたーは千里眼を使用し、サン隊長がいる所までのルートを把握した。俺達はさーたーに続いて歩く。途中、弱い敵が襲ってくるが全員で撃退しながら進む。多少レベルアップも期待したが、それは叶わなかった。そうこうしている内に、あっという間にサン隊長の待つ王室の間へと辿り着いた。


「こんな早く着いて良いものなのかな?」

「…まぁ本来はもっと苦労する仕組みなんじゃないか?」


最強凄腕魔術師のさーたーが居る以上、この城の仕掛けは全く機能しないのだ。本来仕掛けや罠が多く、苦労して辿り着くようになっている。王室の間に着いた頃には、サン隊長に苦戦するという戦法なのだろう。虚しく、俺たちはほぼノーダメージで到着している。


ゆっくりと王室の間の扉を開けると、そこには殺気を放つサン隊長が立っていた。目は紫色に染まり、橙色の髪に頭部の左右には角が生えている。


「…待っていたぞ。」

「サン隊長、貴方まで洗脳されてどうするんですか。」

「洗脳?俺は望んでここに立っている。くだらない話はよせ、全員此処で叩き切るッ!」



神の騎士 サンが現れた。どうする?


神の騎士サンの攻撃、ライトニングシャワーッ!全員に324ダメージ。

リズの攻撃、バイアップッ!攻撃力が上がった。

アルミの攻撃、全員の力を右足に集中。

さーたーの攻撃、ディスカバリー!全員の能力が底上げされた。

神の騎士サンの攻撃、ライトニングセーバーッ!リズに545ダメージ。


「つ、強い。サン隊長ってこんな強かったの!?」

「リズ、流石の俺も予想外だ。油断せずいこう。」


神の騎士 サンの攻撃、サンダーバーストッ!アルミに742ダメージ。

リズの攻撃、超ホーリーシールド!全員の体力を全回復。

アルミの攻撃、ラストリゾートッ!神の騎士サンに1250ダメージ。

さーたーの攻撃、大地の鼓動ッ!神の騎士サンに826ダメージ。

神の騎士 サンの攻撃、サンダーボルトッ!全員に529ダメージ。


神の騎士 サンの攻撃、先手必勝!敏長性、機動力が底上げされた。

神の騎士 サンの攻撃、優柔不断!全員、技を指定出来なくなった。

リズの攻撃、双剣乱舞!神の騎士 サンに182ダメージ。

アルミの攻撃、サイコキネシス!神の騎士 サンは浮いた。

さーたーの攻撃、ファイアストーム!神の騎士 サンに85ダメージ。


「どうした?ここまでか?」


神の騎士 サンの攻撃、アスタリスクッ!全員に1760ダメージ。リズは死んでしまった。

神の騎士 サンの攻撃、アスタリスクッ!全員に1760ダメージ。さーたーは死んでしまった。

アルミの攻撃、サイコキネシス!神の騎士 サンは更に浮いた。


「残るはお前かアルミ。お前がこの程度の実力とは、正直ガッカリだよ。」

「…ハハッ…もはやここまでか。」

「トドメだッ!アスタリスクッ!」


目の前が光で包まれた。


「諦めてんじゃねーよッ!!」


誰かがサンの攻撃を跳ね返した。

そして、それは何処かで聞いた事のある声だった。

光が薄れ、ゆっくりと目を開ける。

双剣を扱い、深緑のマントを付けている。


「…あんた…何処かで。」

「はっ?忘れちまったとは言わせねぇぜ?速さで俺に勝てる奴なんざ、いねぇんだからな。」


そこに立っていたのは、バレットさんだった。


次回もお楽しみに!

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