第11話:倒しきって見せろ‼
時間がないので、また今度
〈クエスト・『ドレッドナイト・ヴァルソール』の討伐〉
僕は扉を開けた。そうすると古びた鉄の鎧をまとったボス「ドレッドナイト・ヴァルソール」が赤い瞳で僕を睨んだ。
にらまれたその一瞬で、僕は怯みスキルが解除され武器が棒に戻った。
ドレッドナイト・ヴァルソールは見た目の割に素早く僕との距離を詰めた。
しかし僕は、足にマナを集中させ走った。
「1撃でももらったら死」
そう考えたほうがいい。
僕は剣を思い浮かべながらスキルを使った
「スキル『紅蓮火轟』」
刀身が燃えた刀になった、僕は素早く斬りつけた。
「再開したからにはちゃんとぶっ飛ばさねぇとな」
こう、強がったのはいいものの、びくともしていない様子だ。
僕に向かって大剣が振り下ろされる、躱して攻撃を仕掛けるもダメージはほぼなさそうだ。
仕方ない、スキルを2重にしてやろうか……
だが僕の持っているスキルは通常スキルと『紅蓮火轟』
イチかバチかでアンコモンスキルを作る。
「風×電気」
〈スキル『疾電』を獲得しました〉
僕は紅蓮火轟を解除して疾電を発動した。しかし何も起きない、動揺を隠しきれなかった。
「なん……で?」
と僕が混乱していると重い一撃が腹に入った感覚がした、見るとドレッドナイト・ヴァルソールの拳が僕の横腹に入っている。
僕は少し飛ばされた
「いってぇ…」
しかし、このまま終わらないのがフージンクオリティってやつだ。
「じゃあ、疾電を武器にするイメージで……」
何の変哲もない魔法の玉を手に入れた。
僕は思いっきり振りかぶりドレッドナイト・ヴァルソールに魔法を撃つイメージで……
ドン!
雷が魔法の玉でピカピカっと光って、相手の一部分に大ダメージを与えていた。
このまま討伐してやる!
それではお元気で