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「・・・サタナキア、お前俺の話ちゃんと聞いてたのか?例の三人にも掛けられていたと言っただろう?研究員達にもソレと同じものが掛けられている。秘密を口にした瞬間、爆死する」
溜息混じりに大呆け野郎に告げた。
「え?あー・・・そんな話してたっけ?」
「おい・・・」
コイツ、斬り捨ててやろうか?
「はぁ・・・レナルド、お前は少し口を閉じていろ。ロア、気持ちは分かるがレナルドを斬り捨てるのは無しだ。それでも一応第2柱だしな・・・」
「うっ・・・はい」
「・・・はい」
多分、サタナキアのアホさ加減に頭を抱えながらそう静に告げるアスタロト様の言葉に俺達は素直に従った。
「・・・では、話を戻そう。ラウル、呪いの解除は出来ないか?」
「そうですね・・・モノを見てみない事にはどうにも・・・」
話の軌道を修正し、フルーレティに話を振ったアスタロト様。