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特に意味はないけど
ロアにバティとお風呂に入ってほしかっただけです。←腐女子脳が
― 魔王城 魔王軍施設 大浴場 ―
「・・・髪と背中は洗ってやるから、前は自分で洗えよ?ロア」
「ん・・・」
ロアを連れて軍の設備である大浴場にやってきた俺は、完全にされるがままのロアに苦笑した。
コレ、相当疲れてんな・・・俺に洗われるとか、何時ものロアなら消し炭案件なのに・・・。
これでもかと言うくらい泡だらけにしてやり、四回ほど洗ってロアを先に湯舟に送り出す。
「・・・溺れんなよ?」
「おぼれねぇ・・・バティ、おれはこどもか!」
「・・・疲れすぎてセリフが俺の名前以外全部平仮名なんだが?」
正直、今のロアは子供といい勝負だぞ?
「まぁ、いい・・・俺も洗うから、ちゃんとあったまれよ?」
「ん・・・」
そう返事をして、ロアは肩までお湯に沈み込んだ。
ぽけ~っとしたその姿は完全に・・・
「溶けてんじゃん・・・」