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アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第2章 アガリアレプト
57/139

2-7

 


いや、まじか?!


どんだけ規格外の聴力して・・・ん?

いや、もしやこれって、ナナちゃんの持つ悪魔の特殊能力の一端なのでは???



「あ~、バティ、気付いた~?」


「ソレじゃ、やっぱり・・・?」


「うん。ナナシの能力ぅ~」


「・・・上手に制御出来てないって事?」


「ん。マルバスの魔道具でも抑えきれてない~」


「それ、魔力量エグくない?」


「まぁ、元々召喚者だしぃ?今は悪魔分の魔力も上乗せだからねぇ。人型保ててるだけぇ、マシかも~?」



あははは!と呑気に笑うアベルに苦笑した。



いや、その前に笑いごとじゃなくない?!


マルバスの魔道具でも抑えきれない魔力量って、最早悪魔6柱や魔王補佐、ソレとアベル並ですけど?!



「それよりもぉ、バティ?」


「うん?」


「ロアのとこ行って来てくれない~?」


「だね。向こうからも三重くらいでいけそう?」


 

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