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この先、レプトさんは結構えぐい事をするので、
テレビで言う少々お待ちください。
って映像が出る奴の代わりです(笑)
なので、親切な俺は、もう一度分かりやすく教えてやる事にする。
「これは、コレから何度も一部が無くなるお前に使うんだ」
ニッコリといい笑顔で教えてやれば、彼は漸く理解出来たらしく、逃げ出せる訳もないのに暴れ出した。
「何を焦っている?心配せずとも、まだ殺さないぞ?寧ろ、殺さないようにする為に態々コレを用意してやったんだ・・・さぁ、お前は何時まで耐えられるかな?」
ガタガタと震えながら泣きわめく男に首を傾げてそう問うた。
コレから俺がやる事は、全てコイツがやってきた事だ。
ポーション瓶を手に机から降りると、男に近寄り、先ずは先程のナイフを全て抜いて完全回復させてやる。
こいつ等には誰を敵に回したのか、シッカリと教えてやらねばなるまい・・・。
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― 魔王城 悪魔6柱 第3柱の間 ―
sideバティスト
魔王城の最下層にある拷問部屋にロアが籠った。
この間言っていた情報を引き出す為である。