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アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第1章 狼と名前と調教
48/139

1-33

 


各々が其々の反応を俺に返す。



「そうだ・・・ブエル?」


「はい」


「少々相談なんだが」


「なんでしょう?」


「・・・お前の能力、何処まで治せる?」


「何処まで、とは?」


「今リオと着替えに行ったナナシの身体には、沢山の傷や傷痕があったんだが・・・」


「成程、ソレを下名に消して欲しいのですね?」


「嗚呼」


「そうですね・・・実際に見てみないと分かりませんが、一度では無理かと。ただ、何回かに分けて治療すれば消せると思います」



俺の問いに、ブエルはそう言った。



「分かった。取り敢えず、二人が戻って来たら診てみてくれるか?」


「承知致しました」


「ん。で、次・・・バティ」


「は~い?」


 

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