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アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第1章 狼と名前と調教
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1-24

 


そうリオネルに告げ、魔法通信でマルバスの上司である悪魔6柱の第1柱『ルキフゲ・ロフォカレ』に連絡を入れる。


一通りの事情を説明し、『隷属の枷』を改造してほしい事、ナナシの姿を人型に戻して欲しい事を伝えれば、無事にマルバスの貸出許可を得た。


其処から10分程待って居るとマルバスが転移の魔法でやってくる。

どうやら城外に居たらしい。



なんか、申し訳ない。



「・・・18精霊、マルバスです。司令官殿が私をお呼びだと宰相殿より伺いました」



そう敬礼と共に告げ、ふと視線を上げた先の者を見てマルバスが硬直した。



あ~、うん。


言うの忘れてた・・・此処に魔王様も居るよ・・・ってな?



「忙しいところ悪いな。魔王様は無視してくれていい。見て欲しいのはコッチの奴だ」


「ロアってさぁ?時々俺様の扱いがぁ雑だよねぇ?俺様、魔族で一番偉いんだけどぉ?」


「一番偉い自覚があるのなら、キチンと一番偉い悪魔用の仕事して下さい」


「むぅ・・・ナナシぃ、ロアが俺様をいじめるぅ~」


「虐めてません。人聞きが悪い」



そう溜息と共に返し、ナナシに泣きつく魔王様と耳と尻尾を下げ、キューンと鳴きながらそんな彼の頬を舐めて慰めるナナシの元に、マルバスを文字通り押し出した。



ふむ。


似たようなこと、前にもやったな?



「 ?! 」


 

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