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アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第1章 狼と名前と調教
31/139

1-16

 


ポイっと魔王様に何かを投げ渡された。



キラキラと水色に輝くソレは・・・



「・・・魔石?」


「ぶっぶ~、不正ぇ解。ソレは、さっきナナシから抜いたァ彼女の記憶の一部~」


「「はぁ――――?!」」



思わず、サタナキアと声を揃えて叫んだ。



「あはは~、2人とも仲良しぃ(笑)」


「いやいやいや、記憶の一部?!何で?!」



素に戻り、全力でツッコミを入れる。



「ん~?ソレ、ナナシの異世界でのぉ記憶~」


「ナナシの世界での記憶って事ですか?」


「そーだよぉ」


「何でまた?」


「今はぁ、その記憶要らないかなぁ?って思ってぇ?」


「 ? 」


 

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