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アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第1章 狼と名前と調教
25/139

1-10

 


「でしょ~?それにぃ、ロアのトコなら『リオちゃん』居るしぃ?丁度いいじゃ~ん?」


「・・・分かりました」


「うんうん。序でにぃ、『狼』から『女』に戻すのもロアに任せるよぉ・・・」



レナルド手伝ってやりなぁ?と、魔王様はキョトンとする『彼女』を撫でながらそう言った。



「え?オレですか?どう手伝えば・・・?」


「ん~、そうだなぁ?・・・二週間に一回ィ、『支配(ヘルシャフト)』をその子に使ってみたら良いんじゃなぁい?」


「『支配』を、ですか?」



首を傾げるサタナキア、然し直ぐにその答えに辿り着く。



まぁ、ソレは俺もなんだが・・・。



「嗚呼、そうか。サタナキアの『支配』が掛かるようになれば・・・」


「その子は自分を『狼』と認識しなくなっている!!」


「よくできましたァ~」



そう満面の笑みを浮かべて言った魔王様は、スッと両手を俺とサタナキアの頭に伸ばし、ナデナデと撫でてきた。





・・・やめんか!!




 

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