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「うん。俺様決めたぁ。マクスウェルには強制的に王様変わって貰お~?」
マクスウェル国に向ける俺とサタナキアの殺気に、魔王様は笑顔でそう宣言した。
「「畏まりました」」
ソレに、俺とサタナキアは笑顔を浮かべて承諾する。
後で悪魔6柱会議だな・・・。
「・・・そう言えば・・・魔王様、オレの能力が効かない原因って、一体何だったんですか?」
「嗚呼、アレぇ?アレはァ、さっき言った『心』のせーと、レナルド自身だと思う~」
「え?オレ自身のせい?ですか?」
「そー。レナルドの『支配』って、『女性』を意のままに支配する能力じゃァん?」
「はい」
「それってぇ、つまりレナルドが相手を女と認識するって事でしょぉ?」
「・・・えっと、は、い・・・?」
「魔王様?」
コテンと首を傾げる魔王様に、俺とサタナキアも首を傾げて返す。
どういう事だ?