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アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第1章 狼と名前と調教
16/139

1-1

意外と読まれているみたいなので続きました。

 


― 魔王城 玉座の間 ―




「それでぇ?その子を保護してきたのぉ?」



『カナメの砦』を潰し、魔王城に戻ってきた俺は、サタナキアと『彼女』を連れて魔王様に報告に来た。


サタナキアの能力が効かなかった為、俺が何とか宥めすかして連れてきたのだ。


そうして事の顛末を話し終わると、魔王様は連れている『彼女』を眺めながらそう言って首を傾げる。



「・・・はい」



頭を下げたまま肯定すれば、暫くの沈黙ののち、魔王様は大きな溜息を吐いた。



「はぁ~・・・マジかぁ・・・マクスウェルは何処までクズなのぉ?あと2人共顔上げていいよぉ」



俺達にそう告げてから、「よっこいしょ~」と玉座を降りた魔王様は、コツコツとブーツの音を響かせながら俺の目の前迄やって来た。


そうしてスッとしゃがむと、徐に『彼女』の頭に手を伸ばす。


俺の後ろに隠れていた『彼女』は、翼は仕舞われたものの、未だ狼の姿をしており、魔王様に怯えているのか子犬のようにプルプルと震えていた。


 

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