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「・・・マクスウェルは、本当に酷い事するなぁ?」
サタナキアは大きな溜息と共にそう言って右手を自身の左目の位置に持っていく。
「『支配』」
そう小さく呟くと同時に彼の指の隙間から覗く左目が赤く染まり、怪しい光を放った。
ヘルシャフト。
サタナキアが持つ、特殊能力。
女性を意のままに支配する能力だ。
「・・・あれ?」
「どうした?」
「・・・この子、ヘルシャフトが効かないんだけど???」
え?あれ?っと焦るサタナキアに、俺は少し考える。
「バティ」
「ん。この子に関するモノを優先的に集めとくね!」
「頼んだ」
俺の意図を酌んで情報を集めに行くバティ、俺とサタナキアはお互いに顔を見合わせると大きな溜息を吐いた。
ひとまずここまでです。
この後の続きをどうするかは
読んでくれる方がどのくらい居るかに
よりますね・・・。