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アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第5章 二人の勇者の探し者
138/139

5-17

 


何を言っても、彼女には静寂しか聞こえていないことを思い出す。

ピルピルと動く、嘗ての星ちゃんには無かった狼の耳・・・。


リアル獣人になってしまった妹を見つめ、俺はある衝動を必死で抑え込んでいた。



「・・・・・・」


「 ? 」


「・・・耳、触りてぇ・・・」



ふわふわの毛に包まれた柔らかそうな耳。


元の世界の友人に、自分の飼っている犬や猫の耳を執拗に愛でている奴が居たが・・・今ならその気持ちが分かる気がした。

無警戒に俺を見上げる星花…否、ナナシ。


レプトが十夜と仲良く話しているのを見て、彼女はどうやら俺達を仲間認定したようだ。



是ならワンチャン触れんじゃね???



ゴクリと喉を鳴らし、そっと彼女の耳に手を伸ばす。



さわさわ・・・フニフニ・・・


 

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