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P-13

 


俺も俺も!っと、呑気な会話をする後ろ2人・・・。



人選ミスったか?



と溜息と共に、俺の鼻は鉄のようなニオイを嗅ぎ付けた。



「・・・サタナキア?バティ?」


「嗚呼。血のニオイだ」


「魔族と人間、両方のニオイがするんだけど?」



顔を顰めるバティに、俺も眉間にシワが寄る。


俺達の力を持ってしても、此処を探し当てるのに大分時間を要した。

つまりは、間に合わなかった可能性が高い。



奥に進むに連れて濃くなるそのニオイ。



ギリッと怒りで暴れたくなる自分を抑える為に、歯を食いしばりながら進んだその先に、『ソレ』は居た。


『ソレ』の姿は狼がベースの『何か』。


身体の大部分は狼なのに、後ろ足は鷲のような鍵爪が付いている。

つまり、鳥のような足が付いているのだ。


出しっぱなしになっている羽も、俺と同じ蝙蝠のような羽に所々鳥の翼のような羽根が付いている。



狼でも鳥でもないその姿に、後ろの2人の息をのむ音が聞こえた。


 

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