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アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第4章 能力制御の訓練
121/139

4-19

 


「分かりました」



俺が苦笑しながらそう言えば、リオネルはコクンと頷いた。


瞬間、ナナシの耳がピーンと立ち上がり、尻尾が嬉しそうに揺れる。



「悪いな。リオ」


「いえ。あたしは良いんですけど・・・」


「因みに何の仕事だったんだ?」


「魔王様からナナシちゃんの成長記録を作って提出するようにと・・・」



おずおずと告げたリオネルに、俺は笑顔のまま固まった。



魔王…否、アベルのヤツ、俺の部下になんちゅー私的な仕事を寄こしてんだ!



「・・・リオネル?」


「はい」


「その仕事は無視していい。魔王様には俺から丁重に断りを入れておく」



買い物から戻ったら、アベルの奴は説教だ!!



1人、心の中でそう決意しつつ、出掛ける準備をしに行ったリオとナナシを見送った。


 

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