表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アガリアレプトの飼い狼  作者: テープコーン
第4章 能力制御の訓練
116/139

4-14

 


とまぁ、そんな感じでマルバスを待っていると二時間ほどで来てくれた。



「18精霊、マルバスです。司令官殿がお呼びと聞き、参上致しました」


「嗚呼、待ってた。まぁ一先ず其処に座れ」



ナナシが大人しく本を読んでいる向かいのソファーを示し、彼にお茶を出して俺はナナシの隣りに腰を下ろす。

すると、それ迄本を読んでいたナナシはパタンと本を閉じ、ぽすんっと俺の膝に頭を乗せて撫でろと緩く尻尾を振った。


くしゃりと一度、ナナシの頭を撫でてからマルバスに向き直る。


此処で魔王様のようにわしゃわしゃと何時までも撫でていては、ナナシから「狼」が抜けないので敢えてソレだけに留めた。



「それで、頼みたいことがあるんだが・・・」


「はい。ナナシ様の封印魔道具の件・・・ですよね?」


「嗚呼。ナナシが自分の能力制御出来るようになるまではコレをチョーカーにして欲しいんだ」


「チョーカーですか?」


「そうだ」



予備として渡されていた、ナナシの指に嵌められているモノと同じ指輪をマルバスに見せる。


コレをチョーカー型にして欲しいのだと頼めば、彼は首を傾げて聞き返す。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ