あらすじ
この世界、ユグドラシルには、さまざまな生物がいる…
世界の想像主にして絶対的な存在である神、
自然の魔力に恵まれ、圧倒的な魔力と火、水、土、風の四大元素の魔法を操ることができる精霊や妖精、
神の祝福により、豊かな知識と屈強な身体、恵まれた魔力を持ち、多種多様な属性の魔法を用いて独自の文化を築いてきた人間、
人間が魔の力に取り憑かれ、悪魔と契約を結び神にも匹敵するほどの魔力と知恵を手に入れた魔族など、この世界には本当に、たくさんの生物が存在し生きていた。
かつて、この世界全体を巻き込むほどの壮絶な争いが起きた…
魔族の頂点に立ち、強力な闇の魔力を持つ魔王が、この世界を我が物にしようと魔族を率いて侵略を始めた。
さまざま生物が死に絶え、多くの文明が滅びた。
魔王の侵略を止めようと、神の祝福に恵まれ誰よりも純粋な心を持ち、強力な光の魔力を持つ人間…勇者が立ち上がった。勇者は仲間たちと共に、魔族と戦い続けた…。
そして…長きにわたる争いの末、勇者と魔王は和解し、共に平和な世界を作ろうと歩み出した。
しかし、歩み出した道は険しかった。みな魔族を憎み、恐怖していた。
魔王は困惑し、自身の行ったことにひどく後悔した。その姿を見て、哀れに思った勇者は、魔王にとある提案をする…。
学校を作ろうと…。
魔族は決して恐ろしい存在ではないことを教える、学びの場所を作ろうと…。