「さくら」
さくら さくら
愛しいさくら
花びら舞い散りて
君の長い髪に纏わりつく
行く時も
帰る時も桜のトンネルの中を
歩いたものだから
君の髪の桜の花びらたちは
まるでピンクの宝石の飾りみたいです
さくら さくら
愛しいさくら
くるくる回る
君の翻すワンピースは白のワンピース
微笑む君は
桜の妖精みたい
苦しいよ
この胸の内
苦しいよ
君を見る度
寒い冬を越えて
春の季節が来る度に
君は桜の木の下で
白いワンピースを着てくるくる回る
その
桜吹雪が
ザアッと吹き荒れた後
幻は消える
桜の木の下には
小さな墓標
僕はマスクの下に悲しい笑みを浮かべる
全てはあの日までの思い出
全ては幻だったのか
桜はここにいるのに
さくらは此処に居ない
僕は立ち去る
美しく妖しく
咲き誇る桜を残して
何故だか、「桜」の作品を書くと悲しい物語ばかりになってしまします。
次は、ハッピーエンドを書こうかな……。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。