第4話 リムの提案?(26)
と、なれば?
竜魔王の私は驚愕するのだ。
だって~? 幼い頃に~? お父様を早くに亡くした私は~? 今迄~? 異性に守護してもらった記憶がない。
そう~? 幼い頃より~。私達竜の姉妹を守護してくれたのは~。私達姉妹と同じ女性であるお母様だから。妹の話し……。
そう~? パパが~? 竜魔王の私を命懸けで守護してくれると言うのは信じ難い~。
だから~? 私は~? リムの説明を聞き驚愕したままの表情で。
「えっ? あっ? うん……。そうなんだ~?」
と言葉を返したの~。
でッ、そんな様子の私を妹は……?
まあ、リム(あの子)はマイペースな娘なので~。
驚愕──!
動揺をしている姉の私のことなど気にもしていない素振りで。
「はい~。そうですよ~。姉上~。それに~? 以前~。リムが~? パパのお店でお手伝いをしている最中に~。お店のお客さま達が~。リムのことを~? 『可愛いね~』と、声をかけてきただけで~。パパは~? 『お前等~! 何~? 家のお店の娘に~? 安易に声をかけているのだ~? 俺の断りもなく~?』と、いつもの優しい声色のパパではなくて~。急に荒々しい声色へと変わって~。来店していたお客さま達と喧嘩を始めたこともあるの~。だから~。大丈夫だよ~。姉上~」