第3話 漆黒の竜魔王レビィア (12)
「貴女達~。この度は許してあげるけれど~。二度はないからね~。分かった~?」
『フン~!』と、私は鼻息荒く、ならず者風情の男達へと警告を告げてやった。
「はい~。わかりました~。姉御~! 俺達は次からはこんな節操のないことはしませんからお許しください~」と。
ならず者風情の男達を取り仕切る『兄貴~』と、呼ばれている者が、竜魔王の私へと告げてきた。
「ああ~。いいわ~。今回は貴方の顔を立てて許すことにします~」と。
私も彼に返事を返す。
でッ、その後は? 自分自身が働いているお店の中を見渡すのだ。
するとお店の中は、この物語を読んで居る皆さんの思っている通りで、荒れに荒れた状態なのだ。
だから私は、ならず者風情の男達に「貴方達~!」と、声をかける。
「な、何でしょうか? 姉御~?」
ならず者風情の男達のリーダー格の男が、自身の顔色を変えながら、私の呼びかけに答えてきた。
だから私は彼に、『ウフン~』と微笑みかけながら。
「あのね~。貴方達~? このお店をこんなに荒れ放題になるほど暴れ破壊したのは貴方達だから~。ちゃんと店内を片付けてね~。お願いだから~」
と、告げる。
「へい~。分かりました~。姉御~」
すると彼等はこんな感じで、私の言いつけを素直に聞き──。皆で手分けしながら片づけを始めだすのだが。