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第３話　漆黒の竜魔王レビィア　（10）

　まあ、先程から私を見ていれば分かる通りで。気性の荒々しいメスのドラゴンである私ですから、こんな感じで、ならず者風情の男達へと勇んだ荒々しい台詞──。

　彼等に告げたと同時に──！

〈シュン～〉

　ならず者達の目にも留まらない速さで移動──！

　そして彼等に詰め寄ると──！

〈ドン！　ガン！　ボコ～！〉

　彼等は、高貴な私からの鉄拳制裁を受けて、こんな感じで刹那に陥るのだ。

　だから、ならず者風情の男達の口からは。

「うがぁあああ～！」

「がぁあああ～！」

「ウグッ、グググ～」

「ぎゃぁあああ～！　痛い～！」

「助けてくれぇえええ～」

「やはりこの女は化け物だぁああ～」

　と、多々絶叫が吐かれるの。

　まあ、中には？　こんなにも容姿の整った私のことを化け物扱いする輩もいるのですが。

　貴方達……。

　ドワーフやオーク……。獣人に鬼族の者達……。

　そんな輩の者達に、私は化け物扱いをされたくはないと、心の中で思いながら。

　私を愚弄した者達へと更に鉄拳制裁──。

　それも？　俊足──。軽やかなステップを踏みながら。ならず者風情の男達へと更に鉄拳制裁を加える。

〈ドン！　ドン！　ガン～！〉

　と、いった様子でね～。