第3話 漆黒の竜魔王レビィア (8)
と、なれば?
私の平常心と理性は持ちません。
だから私の理性が『プッン!』と、音を立て切れ──!
そして彼等に対して怒号──。
「あんた達、誰に対して安易に触れてきているか、分かっているの~?」
と、疑問文でね。
それも、私は~? 仁王立ち──!
お酒に酔っている彼等に対して怒りをあらわにしながら告げたのだ。
でッ、その後は?
お酒に酔った彼等が、酔いからさめるような刹那の嵐で御座いますよ。
それも~? こんな感じでね~?
竜魔王レビィアの逆鱗に触れた訳ですから。
〈ガン! ボン! ドガン!〉
と、竜魔王レビィアからの鉄拳制裁で御座います。
「これでもか~! これでもか~! ワンツ~! ワンツ~!」
と、いった台詞を漏らしながら、リズム良く鉄拳制裁を加えていきました。
異世界で言う、拳闘~。ボクシングみたいな感じでね~ッて?
まあ、私が、拳闘とボクシングを覚えるのは、これから未だ果てなく先の時代のお話し……。
私竜魔王レビィアが異世界日本へ行ってから、このステップを覚えたのですが~。
う~ん、何故か、この時の私は? 拳闘やボクシングのステップを軽やかに踏みながら。私を襲い~。我が物~。オスとしての性を成就しようとする輩達を。我が鉄拳を使用して、次から次へと殴り倒した~。
「ウグッ~!」
「ウガァ~!」
「ウゲ~!」
「ウゴ~!」と。
お酒に酔い、高貴な私へと、破廉恥極まりない行為をしてきた輩達は、日本のカエル達みたいな鳴き声を吐きながら。自身の顔の頬、顎……。腹部を押さえながら店内を転げ回る。
だから私は、「煩い~! 邪魔~! 黙れ~!」と、怒号を吐きながら。店内を頃が回る男達をボールの如く足蹴り──!
すると何人かは? 私のキック力で、扉から店の外へと、ボールの如く飛んでいったのだ。
う~ん、中には? お店の壁や扉に、運よく当たり。カエルのように大の字になった輩は、仕方がないので? 私が彼等の首の襟を掴んで、持ち上げ──。
そのまま、ゴミのように、お店の外へと放りなげたのだ。