第1話 前置きというよりも、家を購入し店を始めてみましたが……(3)
だから僕は、結婚準備の為にと。いつ可愛いお尻フリフリしたお嫁さまが。僕の目の前へと衝撃的に現れて『あなたになら、嫁いでもいいわ~。だから今後は。私のことだけを見て大事にしてよ。お願いだから~。ウフン~』と、妖艶、官能的な口調で告げられてもいいようにと。わざわざ三十五年という長い年月の住宅ローンを銀行で融資を受け──。一階が店舗になっているような特別仕様の注文住宅を購入したのにね。未だに僕の胸の中には可愛くて、だけではなく。
妖艶、官能的な、ボン、キュ、ボンな大人の女性……。
そう、先程僕が心から待ち望む、お尻フリフリ、モンローウォークがお似合いな大人の女性は、胸に飛び込んではくれない。
まあ、僕のアプリゲームの世界の中には、お尻や胸が、タユン、タユン、フリフリ揺れる大人のお姉さま達嫁は沢山いるけれど現実にはいない。
だから困って仕方がないよ。僕は只今、経営難に陥っている最中だから。このままだと、家のローンの支払いができなくなり。このお店を手放すしかなくなるのだ。
またそう聞けば、住宅ローンなど組まずに賃貸物件にしたらよかったのにと思われると思う。
実際最初は、そうするつもりでいたのだ。でも、その時。僕が賃貸物件を探索している時に、広島市内どころか? 県内を探索しても賃貸物件はみつからなった。
だから僕は購入を決めた。
まあ、その時の話し。僕自身が転寝をするぐらい暇なので少しばかり話ししようね。
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