第1話 前置きというよりも、家を購入し店を始めてみましたが……(2)
只今の時間はお昼……。
そう? ランチタイムと言う奴になるにも関わらず。僕が経営をするこのお店【さつき】には、お客さまが一人として来店をしてくれている状態ではないから。僕は暇で仕方ない。そして苦痛でもある。
『じゃ? そんなに苦痛で仕方がないならば? お店をやめてしまえばいい……』と、言うことになるのだが。
先程も僕が説明をした通りだ。このお店【さつき】を経営するのは、僕の幼少の頃からの夢なのだ。
それと僕自身にもう一つお店を経営するにあたって淡くて甘い夢もある。じ、実は? このお店【さつき】の経営……。順調に軌道にのれば。僕は大変に若くて綺麗……。
そう? 容姿端麗の女性を嫁にもらう。そして? その娘と僕は、『イチャイチャ、ラブラブ』、二人仲良く寄り添いながら。このお店【さつき】の経営をして続けていくことが夢なのだ。二人三脚で、二人で仲良く肩を並べ──。
『あなた~! お前~! 』と言葉を多々漏らしながらスリスリと、お客さま達の面前で二人のアツアツぶりを見せつけながら。このお店【さつき】を経営し続けると言った。小さな邪な想いと野心もある。