表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/100

第5話 リムはパパのお嫁さんだよ。(1)

「えぇえええ~。ぼ、僕の家にいくてぇええ~。君~。い、一体どう言うことなの~? 僕と君とは初対面のはずだと思うけれど~?」


 リムにね、屋敷に帰ろうと告げられたパパなのだが。自身の目が飛び出そうなぐらい驚愕をした表情でね。


 それもさ? こんなにも声を大にして叫びながら、失礼極まりない態度で。パパの妃であるリムへと告げてくる。


 だからリムは家のパパに対して『プンプン』と憤怒──。


 パパに不満のある表情と容姿。声色で。


「パパとリムとが逢うのは初めてじゃないよ。パパの生前」と。


 自身の腰に両手を当て踏ん反り返りながら、威風堂々とパパに物申してやりたいところだけれど。


 リムはね? 生前のパパだけを知っている押しかけ妃──。妻ではないの。


 ちゃんとパパとは婚姻の約束……。リムのことをパパはお嫁さんにしてくれると何度も告げてくれている。


 それも何度も、「リムちゃんが僕の住んでいる世界にきたらお嫁さんにしてあげる」と、何度も告げ。と、言うか?


 リムとパパは約束を交わしている。


 だから先程、リムの部屋にある大きな立て鏡──。


 そう、リムの魔力を注ぎ込んだ不思議な立て鏡でパパの様子を凝視……ではなかったのだ。


 最初はね?


 いつもの通りで、パパにお話し……。リムがパパに話しかけて会話をしようと覗いたら。リムのパパが、他の女性……。




 それも? 人種の女性と嬉しそうに会話をしていたからリムは憤怒──。自分自身の怒りに任せて異世界──。この日本へとリムのパパの浮気防止の為に飛来をしてきたのだ。


 だからパパとリムは初合わせの、『よくある』押しかけ妃ではないから。


「パパ~。リムだよ~。パパの夢枕に現れてはお話しをしているリムだよ~。パパ~、わからないの~?」


 と、訪ねてみた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ