序章
俺は、現在神と自称するショタガキと対面で話し合っていた。
「…あの…俺死んだんですかね…」
「いゃ〜危なかったよ!ホントに!あと数日してたら地球神に切り捨てられて死んでたよ!」
ナニコレ、にこやかに死んだっていうのって…いや待てよ!俺は死んでないのか!俺は深呼吸をしてショタ神に対して視線を戻す。
「ふふふ、面白いね〜〜君は、僕のことをそんな風に例えるなんて、まぁ確かにこんななりなんだから仕方ないか…まぁ一応僕は君のいた地球のトップと交渉できる立場ってことは忘れずにね!」
「それは、どういうことですか?地球神というのは、地球の…トップ?」
俺は、とてもバカである。説明プリーズ!ゲームとかだったらいける口だけど。
「君最高だね!地球神から君の権利をもらってホント良かった!一応説明するね〜〜まぁ君に対しては豚に真珠だと思うけどね〜〜ざっくりいうと、君の住んでいた、地球には数多くの神が存在していて、その全ての神の取り仕切ってるヤツだと思ってくれ!」
「一番偉いってことか!じゃあ俺は、その一番偉い神と話してたのか…ええええええええええ!」
「今更すぎるからその反応はやめてほしな?ごめんね」
俺はふと思い出した、こういう系の展開…あぁ今では懐かしいネット小説のくだりと似てるはということは?もしかすると俺は!
「あっ、いうの忘れてたけど、君の思ってる通りにはいかないからね!」
「それは…どういうことでしょうか?」
「それはね、君の人権を僕の取り締まる世界に移住させるからなんだ!勿論能力は地球にいた時の最新の情報を元にする取り決まりなんだよゴメンね!でもまぁ君の地球での人生は残念極まりないけどね〜〜そこで僕は思ったんだ!君を実験台にしようとね、簡単に言うと君の人生は友を作れたのにそれをふいにして、何を思ったか、悲観的になり、さらには責任を他人に擦りつけ自分だけ救われようとした。わかるかなこの意味?」
このショタ神メチャクチャdisりますやん…まぁ確かに言ってること正論だな、一時前の俺ならキレてたわ…
「なので!君に対して、僕から君に特別にプレゼントを差し上げます!それは『出会い』だよ!説明するね、これは、君にとって大事な大事な能力であり、僕が君に対してできる最大の譲歩でもあるんだ!〜〜能力の内容は、簡潔に言えば老若男女問わず君に対して交流を持ちたいと思う人物がエンカウント率100%で君に接触してくるというスキルだよ。その後のやり取りは進化した君のトーク術に一任されるよ!もう一つ君は最低値のクソザコ市民様だから、チュートリアルを用意してあるよ!…ふふふ、そして君が一番気にしている、ハーレム構想だね!まず無理だからね諦めなさい!君の想い描くストーリーは自分で迷い迷い選択して選べだから君がないがしろにしてきた、他人が君と接したいと感じた者が絶対に接触してくる力を与えた、勿論デメリットもある、それは君に対して邪なる心を持つ者も例外なくいるということだいいね!」
すまん、神様俺は、半分以上聞いてませんでした…かろうじて、スキルの能力は理解しました…と俺は心で呟くのだった。
「はぁー、やっぱり君はカスだね!カスオブカス自分の都合の良いところだけ抜き取って気に入らない話は流すとかカスだよ、まぁ君に与えた能力は、カスに対して良薬だからいいとして、まぁゆっくりと、自分を見つめ直して更生して下さいね。んじゃあーチュートリアル始めよっか!カス野郎!」
ニッコリと俺をdisり付いて来いと顎で俺を誘導する。
因みに俺の名前は、粕 太郎だ!
因み学生時代の同級生からは無視されてた。当番とかの時は例外的に少し喋る。
家族からは、最初の頃は太郎と呼ばれてたけど、二十代中盤になる頃には無駄飯くらいのカス野郎と罵られることが多くなった。まだ、救いだったのは、家を出されなかったことだ。
あと、神様、変なあだ名をつけないでくれませんか?それと、両親と学生の時のあだ名とか内情バラさないでくれますか?ホントお願いします。
「因みにカス君の学生時代のあだ名は、ドゥルルル…逆ギレ大魔王や触れるな危険 カス菌など、大層言われたそうな…」
「あのぉ、そこまで言わなくとも、反省してますから、」
「君怒ろうとしたよね?まぁ君がキレて何しようが僕は君を秒殺できるからね?勿論、死ねば君の存在は無くなるんだよ。残念だったね。で殴りますか?」
俺は苛立ちを無理矢理押さえ込み神様に対しての怒りを鎮めただけども、モヤモヤが消えない…
「だからこそ、君の性根を叩き直すために、その力をプレゼントしたんだよ。僕と出会ったのも、スキルは無かったものの君のしてきた行の結果なんだよ。とまぁ、勇者とかそういうのは、ペーペーの女神にやらせてるから、どんな奴がなろうと僕の知ったことではないけどね〜〜因みに、カス君チートハーレムご都合主義というのは無知でペーペーな女神が出世したいがために行うものなんだよ。」
「えっ…」
「うん、君が僕に知覚されず死んだとしよう、数打って自分が治める国を猛威から救うために馬車車のように働く女神は、君の魂を派兵させてただろうね。そうなれば、君の想い描く他人に全てを任せる幸せな人生を送れただろうね。勿論、転生転移もこれに当たる。ペーペー女神の役目は、転生者や転移者であればそのものの理想を叶え、願望を叶えやすくする。とまぁご都合主義だね。」
「因みに神様が統治される世界は多いんですか?」
「多分多いと思うし、その分正規の神も多いし更にその下のペーペー女神も多い。とまぁ、ご都合主義様々な方面は女神が取り仕切っている世界が多いかな?そう言って、君を質の悪い世界に行かせて天狗になられては本末転倒だからね、カス君、君には、生前同様extra hard mode人生を送ってもらうよ。」
「それって、俺救われてないですよね。」
「ん?不満なのかな?君の行いを挽回させてあげようと思ったんだけどね〜〜まぁ君がなんと言おうが、僕は絶対だからね。残念でした!因みに、最初っから目も当てられない自体は回避させるためにも、少しも君のためにならないけど、一度ポッキリの手助けチュートリアルを行うことにしたよ。ついておいでカス君君の新たな舞台で君の再出発先だよ。ここから先どうするかどうか判断して死のうが生きようが僕は傍観するけどね〜〜頑張ってくれたまえ!因みに君が更生する毎に何かあるかもね頑張ってね。」
「放置プレイですか…因みに勇者とか同居の者って居たりしますか?」
「まぁ僕は最高神だしね、あと、ご都合主義はまず存在しません。なんどもいう!あと、ハーレムなどの成功者になりたければ自分を磨くべし、まぁカス君にはレベルが高いかふふふ!カス君と同居の者か?うーん、多分居ると思う、なんせ地球100個分の大きさだからね。因みに境界線もあって、下っ端女神が統治してます、勿論僕の命令でね。だから各地方国には特色があるよ。因みに、君の居た世界の知識は平たくしれてるからお疲れ様でしたー!」
「まぁそれなら住みやすいか…」
「あと、チュートリアル中に聞きたいことあれば聞いて下さいね。以降は最低限しか関与しませんので。そこんとこ宜しく!」
俺は反応しなかった。
だって道に迷えば聞くだろう?絶対に!
「行こうか!!!!!君の君のための新たな人生の出発を!盛大に祝福しよう!最高神ゼノが!」
最高神ゼノがそう言い終えると俺達は眩い閃光に飲まれていった。
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