これまでの登場人物紹介と用語5
エリザベス=ド=レミゼ/西村エリ
10→11歳
レミゼ王国第5王女
誕生日は5月。友人のショーン=オンリバーン侯爵に恋をしているのだが、北国の王子イチヤと婚約している。学園では反ヒロイン派閥の長としてなるべく対立しないように苦労している。
オンリバーン侯爵領内の屋敷で『羽ばたく彼ら』という因縁のある本を見つけた。
前世は西村エリという女子高生だった、享年17歳。
《特別監査室》
中立派のエキスパートを集めた宰相補佐機関として発足したが、3月をもって廃止されることとなった。
ショーン=オンリバーン侯爵
42→43歳
特別監査室員
レミゼ暦557年9月生まれ。専門は農林産業、整った顔で女性人気はあるが独身、このまま後継ぎが生まれなければ遠縁の青年アール=ザクセンブルが継ぐこととなってしまう。親しい人の前だと口調がいつもよりくだけたものとなる。
昔のアダ名は“北の子熊”だが定着はしていない。
豪快さと繊細さを持ち合わせる人物、エリザベスの事はあくまで人間的に好意を持っている。
アベル=ライオンハート侯爵
43→44歳
特別監査室長(→宰相)
レミゼ暦557年7月生まれ。
ゲームの筋書きならその後は悪に染まり国家転覆を企んだので国外追放になる予定。本人は温和な性格で宰相に決まったことを後悔している。
宰相曰く宰相になるには10年早いらしい。
息子にフェルナンドがいる。
ヘンリー=ベアドブーク公爵
56→57歳
特別監査室員
レミゼ暦543年5月生まれ。専門は外交。かなり前に妻を病気で亡くし、現在バツイチ独身子持ち。国王とは同級生兼従兄弟、口は悪いが顔は悪くない黙っていれば最高の男。
昔のアダ名は“女泣かせのヘンリー”
アベルが宰相になることを支持する派閥4つの長になってしまった。
ジューン=マブーク伯爵
37→38歳
特別監査室員
専門は内務、ヘンリーの遠縁にあたる。
癒し系のおじさまで同じく癒し系の妻がいる、七夕の願いは夫婦円満。
カール=ペンヨーク伯爵
64→65歳
特別監査室員
担当は民部だが財務にも精通している。
芸術の一族出身だが文官をしている一族の変わり者、チェスの名人でもある。
物忘れが悩み。
ヨハン=ガブリエール伯爵
特別監査室員
担当は教育。のほほんとした性格だったが今では変わってしまった、悩みは薄毛。
髪の話題になるとパレスの方をチラッと見る。
パレス=コノユライン子爵
特別監査室員
担当は軍事。語尾を伸ばすクセがあり、口が軽く噂好き。猫好きで猫と意思疏通が可能。
《貴族》
ユーロ=バードミル前公爵
内務大臣
選民意識や権力欲が強い危険人物。利用価値が無いメイデン子爵夫妻を暗殺して生き残ったヒロインを養女として引き取った。
弟に焼き鳥や焼肉と言われお互いに嫌っている。
ナチュダ=バードミル公爵
民部大臣補佐官
ユーロの弟だが兄弟仲は悪い。野菜作りが趣味。
出世が遅いのを兄のせいだと言うが野菜にうつつを抜かすからだと返された。
ローザンヌ公爵
教育大臣
マリアの父でローザンヌ公爵家の12代当主。
ノースネデル伯爵
宰相
20年前に宰相位をショーンの父ヘンドリックと争った。8月に急に吐血してそのまま死亡した。
内務大臣にはヘンドリックを暗殺したのではないかと疑われている。
ヘンドリック=オンリバーン先代侯爵
享年49歳[レミゼ暦530年3月~580年1月]
農林産業大臣を勤め、農業のみならず様々な分野に精通していた。バードミル前公爵に雇われた暗殺者によると『組合』と呼ばれる裏の組織とも通じていたらしい。
死因は心労が祟ったことによる心筋梗塞だがバードミル前公爵によると薬の大量服用による“自殺”らしい。
《学園》
・初等科
マリア=ローザンヌ公爵令嬢
エリザベスの友人でエリザベスの兄アルベルトの婚約者。
“恋する幸福な国で”のアルベルトルートの悪役令嬢、学園内の平穏を祈っている。
シャルル=ダルテン
エリザベスの護衛見習い兼クラスメイト。
“恋する幸福な国で”の攻略対象の1人、空気が読めない熱血系の少年。
ジスト=メルサイユ
エリザベスのクラスメイトで“恋する幸福な国で”の攻略対象の1人。
ヒロインの事を嫌っていて児童会の図書委員長をしている。
レオン=バルベシュタイン侯爵令息
エリザベス達より1つ下の学年の4年生。ヘンリーの妹の息子でエリザベスの再従兄弟。
字が汚い。
“恋する幸福な国で”の攻略対象で属性は女好き。
ジョアンナ=バードミル
メイデン子爵令嬢→バードミル公爵令嬢
ゲームの記憶を持つ転生者、“恋する幸福な国で”のヒロイン。
フェルナンドを狙っていたはずなのだが学園内で派閥を築きエリザベスと対立する。
家が火事になり両親と弟、妹を失いバードミル前公爵に引き取られる。
・中等科
アルベルト=ド=レミゼ
3年生
王太子
エリザベスの兄、フェルナンドやトールの友人。“恋する幸福な国で”の攻略対象の1人。
夏休みは南部に旅行に出ていた。
フェルナンド=ライオンハート
3年生
アベルの息子でアルベルトの友人、“恋する幸福な国で”ではサポートキャラだった。
ゲームだと後に婚約者のマリア=ドレリアンとの間にルイ=L=ドレリアンをもうける。
トール=ドレリアン
3年生
アルベルトやフェルナンドの友人でフェルナンドの婚約者マリア=ドレリアンは妹。
跡取り息子であるが商人になる夢を持っている。
《王族》
国王
ヘンリーと従兄弟兼同級生。
王妃との間に1男5女、6人の子供をもうける。
王妃
エリザベスの母、出番はなし。
アン王女
レミゼ王国第3王女
エリザベスの婚約者イチヤ王子と密通している、王宮からほとんど出たことがない。
イザベル王女
レミゼ王国第4王女
台詞内に登場、体が弱く病弱。
オティアス=ド=レミゼ
享年18歳
エリザベスの叔父で20年以上前に死亡している。転生者であった可能性が高い。
初代王
初代オンリバーン侯爵に『羽ばたく彼ら』という日本語で書かれた本を下賜した、異世界転移者の可能性がある。
《その他》
イチヤ王子
北の国ナクガア王国の妾出の王子。
エリザベスの婚約者だがアン王女と密通している。オーラを見る力と不正確な予知夢を見る力がある。
シス王女
イチヤ王子が姉で駐レミゼ大使。
転生者でゲームの知識を持っているエリザベスの味方、弟のイチヤ王子を攻略しないのであればヒロインについてはどうでもいいと思っている。
大使としての任期を終えて帰国した。
《用語》
レミゼ王国
大陸の東の端にある王国、王都はラブル。歴史のある国で幸福の国と呼ばれるも平和に陰りがみえている。
カオレエア王国
レミゼの南にある急速に国力が低下している国。土地が痩せていて作物が育たないため、度々レミゼ南部に侵入している。
ナクガア王国
レミゼの北にある国、女性の社会進出がレミゼより進んでいる。
“瞳を閉じて、恋の学園”
エリザベスが前世でやっていた乙女ゲーム。
舞台はレミゼよりはるか西にあるマルチウス帝国、攻略対象の1人にルイ=L=ドレリアンがいる。
“恋する幸福な国で”
エリザベス死後に発売されたシリーズの外伝。
舞台はレミゼ王国で攻略対象は5人+隠れキャラ1人。
物語開始は中等科2年生の時でアベルが悪徳宰相として登場する。




