88.俺、謎の半導体メーカーも知ってますよ?
惜しいってことは、ニアピン賞かな?
少なくとも七大罪ではあるんだろう。
俺は脳内事典を全力で検索した。キーワードは「七大罪」と「羨望」だ。
でも、漫画のタグと小説のタグが付いてる範囲じゃ、該当なし。
一応、タグなしで全部検索してみるか…。
……。
あ、あった。
元々はラテン語でインヴィディア、英語だとエンヴィー、これを和訳するときに羨望じゃなくて嫉妬になったのか(適当)
ついでに、謎の半導体メーカーが頭に浮かんだぞ。
とにかく、羨望と嫉妬の関係はわかった。
それはいいとして、羨望と能力封印に何の関係があるんだろう…?
「風龍乱舞!」
俺が考え中なことなんて、フェニックスには関係ない。
ワンパターンだけど、しつこく炎を吐いてくる。
で、俺は風の魔法で撃退する。
コレ、いわゆる膠着状態じゃね?
まあ、俺はMP無限みたいなものだし睡眠も不要だから、長期戦でも問題は無いけどね。
そうそう、羨望と封印の関係も謎だけど、フェニックスの攻撃も謎なんだよね。
あれだけの巨体なんだから、普通はそれを生かすよね?
でも、それをする気配は1ミリもない。それがまず疑問だ。
さらに、炎を吐くだけってのも疑問だ。
俺がフェニックスだったら、羽ばたきの風圧で攻撃してる。
空を飛ぶ怪獣なら、絶対にやってる攻撃だ。
フェニックスは身体がデカいから、俺の風魔法より威力を出せると思うんだよね。
それに、火の鳥なんだから、体当たりもアリだと思うんだ。
科学の忍者みたいにさ。
何か、それができない理由がある?
攻撃力が決定的に低いとか?
デカすぎて飛んでるのがやっととか?
うん。相手の事情を考えてても無駄だな。
相性が良い攻撃は封印されたけど、天罰は生きてる。
ここからは相性にこだわらず、短時間で出せる高威力の攻撃をブチかまそう。そう、ゴリ押しってやつだ。
その第一弾は、ズバリ、炎魔法です。
相手は炎。天罰の効果で通じればラッキー。
天罰がダメで通じなくても、封印されても、大したデメリットじゃないからね。
それに、フェニックスは燃えてるけど、火としては低温だ。
超高温の火を使えば、マグマグな溶岩みたいにメラメラな火を焼けるかもしれない。
それじゃ、早速魔法の構築だ。
超高温の火といえば、宇宙恐竜の火球で決まりだよね? なんせ一兆度だもん。
火山怪鳥の火炎放射も捨てがたいけど、あれは四万度らしい。
というわけで、火球を二つ再現する。
なんで二つなのかって?
ちゃんと意味はあるよ。
知ってるでしょ? ロボ超人理論+G。
二つの火球で二兆!!
通常の二倍の速度で二兆×二の四兆
そして周りが赤くなるまで回転を加えれば四兆×三の十二兆度になるんだ(大ウソ)
あ、+Gは赤いのが三倍のところです。
そしてもう一つ。
ただの火が二つあわされば炎になって無敵になるって名言もある。
一つでも脅威な火球が二つ合わされば、絶対無敵だ!
「トリリオン・フレイム!」
一兆度の炎がフェニックスを襲う!
あ…、通じてるじゃん。
こんなことなら、最初から炎をブッパしとくんだったな…。




