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15.俺、変身してみる

 今度はスライムならできそうなことを試してみる。


 それは何か? ズバリ、変身です!

 変形は自在なんだから、色と質感を再現できれば、何にでもなれるはず。


 というわけで、まずは、前世の自分になってみよう!

 ……。

 …俺、どんな姿だったっけ…?

 いや、顔は大丈夫なんだよ。

 いろんなアングルで写真や動画を撮ってもらって見てたから。多少バイアスはかかるけど、再現できると思う。

 でも、身体がわかんねー。

 当然だよ。着衣映像と動画しか撮ってもらってないんだもん。

 こんなことなら、風呂上がりに鏡の前でいろんなポーズ取っとくんだった…。


 ぶっちゃけるとだね、女性になら、なれると思うんだ。脳内フォルダに参考資料(彼女の映像)が残ってるからね。

 手元に粘土があれば、商品レベルのフィギュアを作れる自信がある。赤竜帝みたいにね。

 ただ、女性に変身するのは、なんとなくだけど大先輩リムルに悪い気がする。

 そもそも、着るものが無い状態でそんな姿になったら…色々まずいよね?


 うん、ここはハーピーに変身してみよう。

 ずっとハーピーといたから、イメージもバッチリだしね。


 えーーっと、頭を作って、翼を出して、足を出して、尾羽をひょいっと…。

 うん、それっぽくできたな。

 俺、自分の才能に驚いてるよ。

 これで飛べたら完璧なんだが…。

 ……。

 …飛べたよ。

 自分でも信じられないよ。

 ちょっと探知で見てみよう…。

 …ふむふむ。

 なんか、翼から魔力が出てるな。なるほど、それで飛んでるのか…。


  ☆


 うへー、疲れたー。

 身体じゃなくて、気持ちの方が…。


 俺の変身、ちょっと気を抜くと、そこだけ解けちゃうんだ。

 文字通りに頭の天辺てっぺんから足の爪先つまさきまで気を入れてなきゃダメなんだよ。

 これ、維持できるの、いいとこ10分ぐらいだね。


 それと、もう一つ欠点というか制約があった。

 俺の体積は変わらないから、竜に変身したらミニ竜に、虫に変身したら巨大昆虫になっちゃうんだ。

 結論は、思ってたほど使えない、だね。

 そうだな、擬態で敵の目をごまかすぐらいなら何とかってとこかな?



 それじゃ、変身魔法だとどうなるか試してみよう。

「変身!」

 ……。

 …できないな。

 魔力の動きは感じたから、何か条件が足りてないっぽい。

 うーん。

 ひょっとして、大先輩みたいに食べたものにしか変身できないとか?

 だとしたら、今はこれ以上試せないな。



 あっ、そうだ!

 身体の表面を鏡にしたら、昼間でも外を出歩けないかな?


 よし、早速実験だ。

 ……。

 …鏡餅型の鏡というか、表面が鏡の鏡餅というか、なんかそんな感じだな。

 それじゃ、入口の横にペタンと…。

 ………。

 ……。

 …ダメだ、こりゃ。

 昨日と全然変わらないよ…。


 俺は洞窟に戻り、魔法で水を出して水分を補給した。


 うん、考えてみたら当然か。俺の身体から離れたところで光を反射しないと意味ないよね。

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