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幕間7.そして疑惑の主は絆を求めて衝撃的な運命へと向かう
「あとどのぐらい生きられるかのう…」
「キンリー様、いきなり何を?」
「妾にはわかるのじゃ。闇の稲妻が妾の背中を赤く貫こうとしておる」
「そんな…まさか…」
「何もございません、何もございませんぞ、キンリー様」
「フッ、やはりな。皆には見えぬか……クッ!」
「「キンリー様!」」
「案ずるでない。後継者を見つけるまでは死なんよ。それが南方の守護者たる妾の運命じゃ」
「申しわけございません。我々が開かずの壺を見つけさえしなければ…」
「壺を探すよう命じたのは妾じゃ。気に病むでない」
「「キンリー様…」」
「むっ、これは…」
「いかがなされました?」
「誰かが妾を呼んでおる…」
元ネタを全てキンリーのセリフにするのは無理でした…。